研究課題/領域番号 |
20570053
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態・構造
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
朴 民根 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (00228694)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 性決定・性分化 / 外温性動物 / 内分泌 / 生殖腺 / 脳・神経 / 性決定 / 性分化 / 爬虫類 / 有羊膜類動物 / 温度 |
研究概要 |
有羊膜類の脳の性分化は生殖線のステロイドホルモンによって制御されていると考えられている。しかし最近、脳の自律的性分化の可能性が鳥類や爬虫類で報告されるようになった。私の今までの研究で、Ad4BP/SF-1というステロイド産生酵素の制御因子が生殖線の性決定よりも早い孵卵5.5日目の胚の脳で強く発現していることを明らかにした。このことから本研究はこの時期のSF-1の発現を詳しく調べると共に脳の自律的性分化への関与の可能性を探るために企画された。 先ず、RT-PCRによるmRNA発現を調べったが、孵卵3.5日には既に検出された。In situ hybridizationも同じ時期から脳の間脳の腹側部で明らかな発現が検出された。しかし、その発現の第3脳室に接した神経上皮細胞では全く検出されず、その外側の細胞からでのみ検出された。このSF-1発現部位は間脳の成長と共に広くなり、SF-1発現細胞の数も増えた。そして、BrdU 取込みによりSF-1発現細胞は神経上皮細胞から移動してきた細胞が発現している可能性が示唆されたが、より詳細な実験が必要である。現在SF-1のタンパク質との発現を調べるためのタンクローなる抗体作成を行っており、さらに研究を深める予定である。
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