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土壌動物群集の形成プロセスの解明-系統的アプローチから見えてくるもの-

研究課題

研究課題/領域番号 20579001
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生態・環境
研究機関京都大学

研究代表者

池田 紘士  京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 研究員 (00508880)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 600千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードミミズ / 腐食連鎖 / DNAバーコーディング
研究概要

本年度は、森林におけるオサムシとミミズの関係を明らかにすることを目的として研究を行った。オサムシには、幼虫期にミミズのみを餌資源とする種群が存在する。ミミズは様々な生物の餌資源として利用されているが、餌資源としてのミミズの重要性に着目した研究例は少なく、本研究はそれを明らかにすることを試みた点で意義深い。当初の計画に従い、四国の石鎚山周辺の山塊において、標高別に調査地点を5地点設定した。ピットフォールトラップを10~30個設置し、5月から11月にかけて2週おきに回収を行ってオサムシを採集した。また、2週もしくは1ヶ月に一度、ハンドソーティング法によってミミズを採集した。これらによって、オサムシとミミズそれぞれの季節消長と、その対応関係について調べた。その結果、卵巣が発達したオサムシのメス個体の個体数ピーク、及びミミズのバイオマスの発生ピークはともに6月中旬から7月中旬ごろにみられた。このことから、ミミズ専食であるオサムシ幼虫の発生消長とミミズのバイオマスの発生ピークはある程度一致していると考えられる。しかし、これまでの同様の研究と比べ、ミミズのバイオマスがオサムシの個体数に対して非常に少なかった。この原因については今後検討する必要がある。また、採集されたミミズの遺伝子解析を今後行って可能な限り種同定を行い、どの種がオサムシ幼虫の主要な餌資源となっているかについて検討していく予定である。

報告書

(2件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-11-18  

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