研究概要 |
マメ科他殖性の飼料作物アカクローバ(Trifolium pratense L.,HR;2n=2x=14,;440Mb)の体細胞分裂前中期染色体上に,26Sおよび5S ribosomal RNA gene(rDNA)と遺伝的連鎖地図上のマーカーを含むBACクローンを用いてFISH法を行った。各連鎖群は対応する染色体に位置付けられ,LG1,LG2,LG3,LG4,LG5,LG6,LG7は,第4,2,6,5,1,7,3番染色体に相当した。また,染色体画像解析プログラムCHIAS4によって,染色体長,相体長,腕比,シグナル位置を計測し,平均化を行ってイディオグラムを作成し、アカクローバの定量的染色体地図と高精細遺伝的連鎖地図を統合(インテグレーション)した。染色体統合地図は,マメ科植物のマーカー育種や分子育種研究のための有効な遺伝情報を得ることに寄与する。
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