| 配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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| 研究概要 |
里山林創出と保全を目指し,二次林に生育するササ群落の光環境に対する順応性を明らかにすることを目的とした。そのため,異なる光環境で生育するケネザサの生理生態的特性を明らかにするための実験を実施した。その結果,暗い光環境では,稈,枝,および葉の寿命を長くすることによって生産性を高め,明るい環境では,稈,枝,および葉の寿命が短く,高い光合成速度を持つ葉を早く入れ替えることによって生産性を高めていることを明らかにした。また,明るい環境ほど冬季に光ストレスを受けやすく,そのストレス回避のため葉では熱散逸色素プール量を増加させることを明らかにした。以上から,光環境によって,異なった稈,枝,および葉の動態があり,それによって群落を維持していることを明らかにした。
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