研究課題/領域番号 |
20580127
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
丹羽 利夫 名古屋大学, 生命農学研究科, 研究員 (20419899)
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研究分担者 |
大澤 俊彦 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (00115536)
横山 慎一郎 岐阜県生物工学研究所, 微生物機能研究部, 専門研究員 (30291008)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 大豆イソフラボン / 抗体 / equol / 脂肪細胞 |
研究概要 |
前年作成した抗エクオールモノクローナル抗体を用いて民間企業との共同で尿中エクオール測定キットの試作を行なうとともに、特許申請を行った。 また前年作成した大豆イソフラボノイド代謝産物をもちいて、脂肪細胞によるレプチン産生抑制活性の評価を行った。その結果エクオールへの代謝による活性に大きな差は見られなったが、O-デスメチルアンゴレンシンへの変換によって大きく減少した。このことから生体内における大豆イソフラボノイドの活性が代謝によって大きく変化することが確認された。その一方、少なくとも脂肪細胞によるレプチン産生抑制を指標とした場合には、エクオール産生よりもO-デスメチルアンゴレンシン産生による影響を受けることが示唆された。このことから大豆イソフラボノイドの活性を考える上で当初想定していたエクオール産生のみならずO-デスメチルアンゴレンシン産生を同時に評価する必要があることが示唆された。 このことから、O-デスメチルアンゴレンシン産生菌の単離・同定を行い、産生される光学活性なO-デスメチルアンゴレンシンかちエクオールと同様の手法によりカルボジイミド法を用いて、キャリアータンパク質であるkeyhole limpet hemocyaninと結合させた。今後本抗原を用いて、O-デスメチルアンゴレンシン抗体の作成を行い、O-デスメチルアンゴレンシン評価法の確立を行う。
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