研究課題
基盤研究(C)
本研究では、国内農業における外国人労働者の雇用状況の分析という切り口から、歴史的転換点に立つ国内農業が、今後どのような変貌経緯を辿りうるか検討した。具体的には、近年急激に外国人労働者の拡大を遂げている長野県川上村の高原野菜産地、および、茨城県鹿行地域の都市需要対応型の大型園芸作産地を主たる対象として、当該地域の外国人労働者急増の背景やその経営展開論理、さらに外国人労働者の急増がもたらす、経営倫理の変容過程を分析した。