研究課題
基盤研究(C)
本研究ではマイクロデータを利用した農家モデルの実証法を提案し,その有用性を示した。家族労働供給関数の特定化では,農家の家族構成や,世帯員の農業・非農業活動における経験・生産性の考慮の必要性を指摘した。世帯主の市場労働供給関数の分析では,二つの実証法を提案した。一つは市場労働への就業決定と雇用者の設定する上限労働時間を組み込んだモデルの推定法,もう一つは世帯主の市場労働意欲と農業収益率の相互依存関係を組み込んだモデルの比較静学分析法と推定法である。
すべて 2011 2010
すべて 学会発表 (6件)