生産者支持推定量によるアジア途上国農業政策分析

• 研究課題/領域番号: 20580242
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 農業経済学
• 研究機関: 明治大学
• 研究代表者: 坪田 邦夫 明治大学, 農学部, 教授 (40432885)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 農業政策分析 / アジア農業 / 生産者支持推定量 / 農政改革 / 農業と経済発展 / アジア農業政策 / PSE(生産者支持推定量) / 農業保護指数 / インド:インドネシア:タイ:マレーシア:台湾 / アジア途上国 / PSE

研究概要

OECDが開発したPSE(生産者支持推定量)手法を、インド、タイなどアジア6カ国に当てはめ、最近20年の農業保護政策の変容を数量的に分析した。推定結果から、(1)これら諸国の生産者保護水準は低く、台湾を除き+-10%程度に収まる、(2)先進国と異なり保護が負になることも多い。(3)90年代の財政危機による為替変動と2008年の国際価格高騰が水準に影響。(4)政策としては価格支持政策が最も大きな影響を与えているが、市場には中立的。(5)タイやインドなどでは、生産者への直接移転より一般公的サービスによる農業部門の支援が大きい。(6)予想された農業課税から農業保護への移行、あるいはWTO などの農政改革への影響は明確には認められなかった。

研究成果

• [雑誌論文] 生産者支持推定量(PSE)によるアジア途上国農政改革分析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 坪田邦夫
  • 雑誌名: 九州大学アジア総合政策センター紀要 4 ページ: 7-21
  • 査読あり
• [雑誌論文] 生産者支持推定量(PSE)によるアジア途上国農政改革動向分析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 坪田邦夫
  • 雑誌名: アジア総合政策センター紀要 第4 ページ: 7-19
  • NAID: 120002063115
  • 査読あり
• [学会発表] 新興国等の食料需給動向と日本農業の進路 (2009)
  • 著者名/発表者名: 坪田 邦夫
  • 学会等名: 日本農業経済学会
  • 発表場所: 筑波大学
  • 年月日: 2009-03-28
• [図書] Agricultural Policies in Selected APO Member Countries-an overview using estimates of producer support- (2011)
  • 著者名/発表者名: 坪田邦夫, ほか
  • 総ページ数: 300
  • 出版者: アジア生産性機構
• [備考] ホームページ等
• [備考] OECDでの発表は下記のサイトで閲覧可能。
  • URL: http://www.oecd.org/document/14/0,3343,en_2649_33797_42071145_1_1_1_37401,00.html
• [備考] OECDでの発表は下記のサイトで閲覧可能
  • URL: http://www.oecd.org/document/14/0,3343,en_2649_33797_42071145_1_1_1_37401,00.html