配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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研究概要 |
TDRの新しい応用を展開し,それらの機能特性を明らかにすることによって,新計測手法を確立することを目的とした.本報告では,行った研究のうち,3つのテーマの成果をまとめている.(1)地表付近の土壌水分分布を計測するために,幅3cmの電子基板に8個のプローブを備えた多点TDRプローブ(MWP)を開発し,その性能について調べた.砂とマサ土における蒸発過程について計測したところ,MWPの利用によってそれら土壌における水分変化の特徴をとらえられることが認められた.(2)水中の土砂の堆積をモニタリングするためのTDR計測法の適用性を調べた.計測において,水の電気伝導度の影響が小さいことを見出すとともに,誘電率と堆砂深との間で線形関係を得た.(3)TDRによる淡水と塩水との境界面の検出を試みた.TDR波形の分析から,境界面のレベルを高精度で推定することが可能であった.同時に淡水の電気伝導度も高精度で測定できることを認めた.
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