ヤギ遺伝子マーカーの開発と応用 -特に、カシミヤ毛生産のQTL解析への応用-

• 研究課題/領域番号: 20580314
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 応用動物科学
• 研究機関: 東京農業大学
• 研究代表者: 横濱 道成 東京農業大学, 生物産業学部, 教授 (40220561)
• 連携研究者: 吉川 欣亮 東京農業大学, 生物産業学部, 准教授 (20280787)
• 研究協力者: 関 優太 東京農業大学, 大学院・生物産業学研究科, 博士後期課程
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: 育種 / 遺伝子マーカー / マイクロサテライト / ヤギ / カシミヤ / QTL / カシミヤ毛 / タイプIIケラチン / IGF1 / ケラチン

研究概要

遺伝学的解析のためのヤギ遺伝子マーカーは他の家畜に比べて開発が遅れている状況にある。そこで本研究はヤギの遺伝解析に有用なマイクロサテライトマーカーの開発を行ない、新規の260種のマーカーの作出に成功した。また、本研究においては開発したマーカー利用のモデルケースとしてヤギカシミヤ毛生産に関連する遺伝子のQTL 解析を行った。その結果、第5番染色体にカシミヤ生産と連鎖するマーカーが検出され、さらにこの領域に毛形成に関与するIGF1およびタイプII ケラチン遺伝子群の存在が明らかとなった。

研究成果

• [雑誌論文] Weight loss during winter and cashmere yields in three breeds of Mongolian native goat. (2009)
  • 著者名/発表者名: Yokohama M., Kanno M., Nomura K., Amano T., Altangerel G., Dambiinyam N., Yo Z.
  • 雑誌名: J.Agric.Sci. 54 ページ: 163-167
  • NAID: 110007318301
  • 査読あり
• [雑誌論文] Weight loss during winter and cashmere yields in three breeds of Mongolian native goat. (2009)
  • 著者名/発表者名: Michinari Yokohama, Masako Kanno, Kou Nomura, Takashi Amano, Gombojav Altangerel, Nyamsamba Dambiinyam, Zagdsuren Yo
  • 雑誌名: J.Agric.Sci. 54 ページ: 163-167
  • NAID: 110007318301
  • 査読あり
• [雑誌論文] Genetic structure of Monglian goat populations using mctosatelllite loci. (2008)
  • 著者名/発表者名: Takahashi, H., Nyamsamba, D., Mandakh, B., Zagdsuren, Y., Amano, T., Nomura, K., Yokohama, M., Ito, S., Minezawa, M
  • 雑誌名: Asian Australas.J.Anim.Sci. 21 ページ: 947-953
  • 査読あり
• [雑誌論文] Genetic structure of Monglian goat populations using mctosatell lite loci. (2008)
  • 著者名/発表者名: Takahashi, H.
  • 雑誌名: Asian Australas. J. Anim. Sci. 21 ページ: 947-953
  • 査読あり
• [雑誌論文] Expression analysis of the type I keratin protein keratin 33A in goat coat hair.
  • 著者名/発表者名: Seki Y., Yokohama M., Wada K., Fujita M., Kotani M., Nagura Y., Kanno M., Nomura K., Amano T., Kikkawa Y.
  • 雑誌名: Anim.Sci.J. (in press)
  • NAID: 10030566913
  • 査読あり
• [雑誌論文] Expression analysis of the type I keratin protein keratin 33A in goat coat hair.
  • 著者名/発表者名: Seki Y.
  • 雑誌名: Animal Science Journal 巻: (in press)
  • NAID: 10030566913
  • 査読あり
• [学会発表] ゲノム解析に基づくヤギ品種間交配家系におけるQTLの同定 (2010)
  • 著者名/発表者名: 関優太
  • 学会等名: 日本遺伝学会第82回大会
  • 発表場所: 北海道大学(札幌)
  • 年月日: 2010-09-22
• [学会発表] Genetic mapping of QTLs for cashmere hair production in Shiba goat. (2009)
  • 著者名/発表者名: Seki Y.
  • 学会等名: 第32回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: パシフィコ横浜(横浜)
  • 年月日: 2009-12-10
• [学会発表] 遺伝解析に基づくヤギカシミヤ毛生産に関与するQTLの検出 (2009)
  • 著者名/発表者名: 関優太
  • 学会等名: 日本遺伝学会第81回大会
  • 発表場所: 信州大学(松本)
  • 年月日: 2009-09-17
• [学会発表] 遺伝解析に基づくヤギカシミヤ毛生産に関与するQTLの検出 (2009)
  • 著者名/発表者名: 関優太, 石川大樹, 鏡味優介, 相良嘉彦, 藤田優, 名倉義夫, 小谷麻衣, 野村こう, 菅野雅子, 天野卓, 横濱道成, 吉川欣亮
  • 学会等名: 日本遺伝学会第81回大会
  • 発表場所: 信州大学理学部(松本)
  • 年月日: 2009-09-17
• [学会発表] ヤギ品種によるカシミヤの長さ・太さの差異 (2009)
  • 著者名/発表者名: 菅野雅子
  • 学会等名: 日本畜産学会第110回大会
  • 発表場所: 日本大学(藤沢)
  • 年月日: 2009-03-28
• [学会発表] 毛生産に基づくヤギ育種のためのカシミヤ毛伸長能の品種間比較 (2009)
  • 著者名/発表者名: 関優太
  • 学会等名: 日本畜産学会第110回大会
  • 発表場所: 日本大学(藤沢)
  • 年月日: 2009-03-27
• [学会発表] 毛生産に基づくヤギ育種のためのカシミヤ毛伸長能の品種間比較 (2009)
  • 著者名/発表者名: 関 優太
  • 学会等名: 日本畜産学会第110回大会
  • 発表場所: 藤沢
• [学会発表] ヤギ品種によるカシミヤの長さ・太さの差異. (2009)
  • 著者名/発表者名: 菅野 雅子
  • 学会等名: 日本畜産学会第110回大会
  • 発表場所: 藤沢
• [学会発表] 遺伝解析に基づくヤギカシミヤ毛形成に関与する遺伝子群の探索 (2008)
  • 著者名/発表者名: 関優太
  • 学会等名: BMB2008
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド(神戸)
  • 年月日: 2008-12-12
• [学会発表] 遺伝解析に基づくヤギカシミヤ毛形成に関与する遺伝子群の探索 (2008)
  • 著者名/発表者名: 関 優太
  • 学会等名: BMB2008
  • 発表場所: 神戸
• [備考] ホームページ等
  • URL: http://nodai.cc-town.net/laboratory/single.php?id=115
• [備考]
  • URL: http://nodai.cc-town.net/laboratory/single.php?id=115