研究概要 |
本研究では,生薬ショウキョウ・カンキョウ由来スルホン化誘導体の糖尿病に対する有用性を検討した。この研究過程で,スルホン化誘導体はα-グルコシダーゼ阻害活性を有し,健常マウスに対する食後過血糖抑制作用を示すこと,糖尿病モデルKK-A^yマウスの高血糖に対する抑制効果を示すことが明らかになった。また,血糖値の変動には脳内モノアミンレベルの関与が示され,特に6-gingesulfonic acid投与による血糖上昇抑制には脳内セロトニン濃度の上昇を促すような神経伝達物質を介した作用であることが示唆された。
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