研究課題/領域番号 |
20590013
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
田口 武夫 東京薬科大学, 薬学部, 教授 (00016180)
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研究分担者 |
矢内 光 東京薬科大学, 薬学部, 助教 (10408685)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 有機フッ素化学 / フルオロアルケン / ペプチドイソスター / トリフルオロメチル / トリフリル基 / 炭素酸 / アルキルアルミニウム / ペプチドミメチックス / トリフルオロメタンスルホニル / アルドール反応 / メイケル付加反応 / ブレンステッド酸 / ジフルオロケトン / トリフルオロアセトアルデヒド / フルオロオレフィン / ジフルオロメチレン / 塩化クロム / 向山-マイケル反応 / アミド配座異性 / シリルオキシフラン |
研究概要 |
本研究では、有機フッ素化合物の特異的な性質に着目した(1)創薬研究を志向した有機フッ素化合物の分子設計と効率的な合成法の開発および(2)新規な炭素酸の開発を基盤とするLewis酸触媒やBronsted酸触媒を用いた汎用性に富んだ合成反応の効率化が研究課題である。 創薬研究を志向した有機フッ素化合物の合成法の開発では(1)ジフルオロアリル化合物を用いた脱フッ素アリル置換反応によるフルオロオレフィンの位置および立体選択的合成法を確立し、ジペプチドイソスター構造の合成に応用した。(2)低原子価クロムCr(II)に特徴的な反応として1-フルオロアルケニルエステルの合成法を詳細に検討し、さらに生成物の二重アシル化剤としての反応性を明らかにした。(3)入手容易なトリフルオロアセトアルデヒドN,O-アセタールを合成素子として用いる反応として、2当量のアルキルリチウムとのユニークな脱フッ素およびアルキル基転移反応を見出し、生理活性の面で興味が持たれるジフルオロケトン類の合成法へと発展させた。 新規な炭素酸触媒の開発を基盤とする有機合成反応の効率化については、ビス(トリフルオロメタンスルホニル)メチル(Tf2CH-)基の炭素酸としての強い酸性度と置換基導入による構造修飾に着目して検討した結果、プロパン誘導体Tf2CHCH2CHTf2がシリルオキシフランやケテンシリルアセタールなどのケイ素求核種を用いた炭素-炭素結合形成反応に極めて有効な触媒であることを見出した。
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