研究課題/領域番号 |
20590041
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
宮入 伸一 日本大学, 薬学部, 教授 (50209855)
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研究分担者 |
齋藤 弘明 日本大学, 薬学部, 助教 (30385976)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2008年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | グラム陰性菌 / 緑膿菌 / クオラムセンシング / オートインデューサー / 高速液体クロマトグラフィー / 蛍光誘導体化 / エラスターゼ活性測定法 / 蛍光標識化試薬 / エラスターゼ / ピオシアニン / マクロライド系抗生物質 / 毒性発現因子 / エラスターゼ合成基質 / ELISA |
研究概要 |
本研究では、簡便な蛍光検出高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用い、3位にカルボニル基を有する炭素数6~14個の脂肪酸からなる3-oxo-acyl-HSLの高感度一斉分析法を構築するとともに、緑膿菌をモデルにQS機構解析への適用を検討した。緑膿菌QS機構の解析のため、QS機構により誘導合成されるエラスターゼの簡便な活性測定系も合わせ構築した。これらを用いて緑膿菌の増殖とAI分子の3-oxo-C12-HSL濃度およびエラスターゼ活性の相関を検討した。その結果、連関する2つのQS機構をもつ緑膿菌においては、上位のQS機構(Las系)は菌の増殖と直接的な関連が認められた。一方、下位のQS機構(Rhl系)の産物であるエラスターゼの産生は約2時間のtime-lagをもって開始されるが、その産生は上位のQS機構のAI分子濃度の低下と同調していたことから、上位のQS機構の制御下にあるようにも見受けられた。
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