生物活性物質のハイスループット活性予測法の開発と応用

• 研究課題/領域番号: 20590046
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 物理系薬学
• 研究機関: 神戸薬科大学
• 研究代表者: 小山 淳子 神戸薬科大学, 薬学部, 准教授 (60102109)
• 研究分担者: 小林 典裕 神戸薬科大学, 薬学部, 教授 (90205477) ; 森田 いずみ 神戸薬科大学, 薬学部, 助手 (20299085)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 分析化学 / 生物活性物質 / 酸化還元電位 / フラボノイド / リグナン / 抗アレルギー活性 / LC-MS / KU812細胞 / サイクリックボルタンメトリー / ケミカルメディエーター / EBV-EA活性化抑制試験 / EBV-EA活性化抑制効果 / プロトベルベリン / 第1還元電位 / 抗菌活性 / 細胞毒性 / 電子的性質

研究概要

キノン、フラボノイド、リグナン、アルカロイド等の抗発がんプロモーター活性、抗菌活性、抗炎症活性ならびに抗アレルギー活性を測定し、それらの活性とサイクリックボルタンメトリーによって得た酸化還元電位との間によい相関を認めた。この相関の一般性を明らかにすることは、簡単な物理的測定により、in vitroでの活性実験をすることなく、化合物の生物活性の有無の予測を可能にすると考えられる。結果として、酸化還元電位はよいパラメーターであることが示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Correlation between Cytotoxic Activities and Reduction Potentials of Heterocyclic Quinones (2010)
  • 著者名/発表者名: Junko Koyama, Izumi Morita, Takao Yamori
  • 雑誌名: Molecules 15 ページ: 6559-6569
  • 査読あり
• [雑誌論文] Geranyl Derivatives of Isoquinoline Alkaloids Show Incresed Biologycal Activities (2010)
  • 著者名/発表者名: Yumi Nishiyama, Kinuko Iwasa, Suguru Okada, Sousuke Takeuchi, Masataka Moriyasu, Miyoko Kamigauchi, Junko Koyama, Atsuko Takeuchi, Harukuni Tokuda, Hye-Sook Kim, Yusuke Wataya, Kazuyoshi, Takeda, Yi-Nan Liu, Pei-Chi Wu, Kenneth F.Bastow, Toshiyuki Akiyama, Kuo-Hsiung Lee
  • 雑誌名: HETEROCYCLES 81 ページ: 1193-1229
  • 査読あり
• [雑誌論文] Biotransformation of Phenolic Tetrahydroprotoberbe-rines in Plant Cell Cultures Followed by LC-NMR, LC-MS, and LC-CD (2010)
  • 著者名/発表者名: Kinuko Iwasa, Wenhua Cui, Teturo Takahashi, Yumi Nishiyama, Miyoko Kamigauchi, Junko Koyama, Atsuko Takeuchi, Masataka Moriyasu, Kazuyoshi Takeda
  • 雑誌名: J.Nat.Prod. 73 ページ: 115-122
  • 査読あり
• [雑誌論文] Cytotoxic Activities and Reduction Potentials of Heterocyclic Quinones (2010)
  • 著者名/発表者名: Junko Koyama, et al.
  • 雑誌名: Molecules 巻: 15 ページ: 6559-6569
  • 査読あり
• [雑誌論文] Geranyl Derivatives of Isoquinoline Alkaloids Show Incresed Biologycal Activities (2010)
  • 著者名/発表者名: Yumi Nishiyama, Junko Koyama, et al.
  • 雑誌名: HETEROCYCLES 巻: 81 ページ: 1193-1229
  • 査読あり
• [雑誌論文] Biotransformation of Phenolic Tetrahydroprotoberberines in Plant Cell Cultures Followed by LC-NMR, LC-MS, and LC-CD (2010)
  • 著者名/発表者名: Kinuko Iwasa, Junko Koyama
  • 雑誌名: J.Nat. Prod. 73 ページ: 115-122
  • 査読あり
• [雑誌論文] Characterization of emodin metabolites in Raji cells by LC-APCI-MS/MS (2009)
  • 著者名/発表者名: J.Koyama, A.Takeuchi, I.Morita, Y.Nishino, M.Shimizu, M.Inoue, N.Kobayashi
  • 雑誌名: Bioorg.Med.Chem. 17 ページ: 7493-7499
  • 査読あり
• [雑誌論文] Development of an LC-ESI-MS/MS method for the determination of histamine : Application to the quantitative measurement of histamine degranulation by KU812 cells. (2009)
  • 著者名/発表者名: J.Koyama, A.Takeuchi, C.Tode, M.Shimizu, I.Morita, M.Nobukawa, M.Nobukawa Nobukawa, N.Kobayashi
  • 雑誌名: J.Chromatogr.B 877 ページ: 207-212
  • NAID: 10028011987
  • 査読あり
• [雑誌論文] Characterization of emodin metabolites in Raji cells by LC-APCI-MS/MS (2009)
  • 著者名/発表者名: Junko Koyama
  • 雑誌名: Bioorg. Med. Chem. 17 ページ: 7493-7499
  • 査読あり
• [雑誌論文] Development of an LC-ESI-MS/MS method for the determination of histamine : Application to the quantitative measurement of histamine degranulation by KU812 cells (2009)
  • 著者名/発表者名: Junko Koyama
  • 雑誌名: J. Chromatogr. B 877 ページ: 207-212
  • 査読あり
• [雑誌論文] Correlation between reduction potentials and inhibitions of Epstein-Barr virus activation by anthraquinone derivatives (2008)
  • 著者名/発表者名: J.Koyama, Y.Nishino, I.Morita, N.Kobayashi, T.Osakai, H.Tokuda
  • 雑誌名: Bioorg.Med.Chem.Lett. 18 ページ: 4106-4109
  • 査読あり
• [雑誌論文] Correlation between reduction potentials and inhibitions of Epstein-Barrvirus activation by anthraquinone derivatives (2008)
  • 著者名/発表者名: Junko Koyama
  • 雑誌名: Bioorg. Med. Chem. Lett. 18 ページ: 4106-4109
  • 査読あり
• [学会発表] LC-ESI-MS/MSによるPGD2・ヒスタミン測定を用いたリグナン類の抗アレルギー活性の評価 (2010)
  • 著者名/発表者名: 清水香衣,森田いずみ,竹内敦子,小林典裕,小山淳子,信川真智子,信川京子
  • 学会等名: 第60回日本薬学会近畿支部総会・大会
  • 発表場所: 枚方
  • 年月日: 2010-10-30
• [学会発表] LC-ESI-MS/MSによるPGD_2・ヒスタミン測定を用いたリグナン類の抗アレルギー活性の評価 (2010)
  • 著者名/発表者名: 清水香衣、小山淳子
  • 学会等名: 第60回日本薬学会近畿支部総会・大会
  • 発表場所: 枚方
  • 年月日: 2010-10-30
• [学会発表] Separation of O-methyl-ω-hydroxyemodins by LC-MS/MS using a β-cyclodextrin-bonded column (2010)
  • 著者名/発表者名: 小山淳子,森田いずみ,竹内敦子,小林典裕
  • 学会等名: 15th International Cyclodextrin Symposium
  • 発表場所: ウィーン
  • 年月日: 2010-05-10
• [学会発表] Casearia sylvestrisの成分研究 (2010)
  • 著者名/発表者名: 森田いずみ,小山淳子,小林典裕
  • 学会等名: 日本薬学会第130年会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 2010-03-29
• [学会発表] LC-ESI-MS/MSによるPGD_2・ヒスタミン放出抑制率測定を基盤とする抗アレルギー活性フラボノイドの探索 (2010)
  • 著者名/発表者名: 多賀詩織,小山淳子,森田いずみ,竹内敦子,小林典裕
  • 学会等名: 日本薬学会第130年会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 2010-03-29
• [学会発表] LC-ESI-MS/MSによるTaxus yunnanensis中の抗アレルギー活性成分研究 (2010)
  • 著者名/発表者名: 清水香衣,小山淳子,森田いずみ,小林典裕
  • 学会等名: 日本薬学会第130年会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 2010-03-29
• [学会発表] LC-APCI-MSを用いたエモジン2量体のRaji細胞内代謝物の検索 (2010)
  • 著者名/発表者名: 清水真希,小山淳子,森田いずみ,竹内敦子,小林典裕
  • 学会等名: 日本薬学会第130年会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 2010-03-29
• [学会発表] Cacearia sylvestrisの成分研究 (2010)
  • 著者名/発表者名: 森田いずみ, 小山淳子
  • 学会等名: 日本薬学会第130年会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 2010-03-29
• [学会発表] LC-MSを用いたケミカルメディエーター類の分析と抗アレルギー活性評価への応用 (2009)
  • 著者名/発表者名: 森田いずみ,小山淳子,小林典裕
  • 学会等名: 第28回メディシナルケミストリーシンポジウム
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2009-11-25
• [学会発表] LC-ESI-MS/MSを用いたKU812細胞由来プロスタグランジンD2ならびにヒスタミンの分析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 多賀詩織,小山淳子,森田いずみ,竹内敦子,清水真希,小林典裕
  • 学会等名: 第59回日本薬学会近畿支部総会・大会
  • 発表場所: 東大阪市
  • 年月日: 2009-10-24
• [学会発表] LC-ESI-MS/MSを用いたKU812細胞由来プロスタグランジンD_2ならびにヒスタミンの分析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 多賀詩織, 小山淳子
  • 学会等名: 第59回日本薬学会近畿支部総会・大会
  • 発表場所: 東大阪市
  • 年月日: 2009-10-24
• [学会発表] プロトベルベリン型アルカロイドの生物活性と還元電位との相関性について (2009)
  • 著者名/発表者名: 小山淳子,森田いずみ,小林典裕,岩佐衣子,守安正恭
  • 学会等名: 日本薬学会第129年会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2009-03-27
• [学会発表] LC-APCI-MS/MSによるTaxus yunnanensis中の成分研究 (2009)
  • 著者名/発表者名: 森田いずみ,小山淳子,清水真希,小林典裕,信川真智子,信川真貴子
  • 学会等名: 日本薬学会第129年会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2009-03-27
• [学会発表] プロトベルペリン型アルカロイドの生物活性と還元電位との相関性について (2009)
  • 著者名/発表者名: 小山淳子
  • 学会等名: 日本薬学会第129年会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2009-03-27
• [学会発表] LC-APCI-MS/MSを用いたエモジンのRaji細胞内代謝物の同定 (2009)
  • 著者名/発表者名: 清水真希,小山淳子,竹内敦子,森田いずみ,小林典裕
  • 学会等名: 日本薬学会第129年会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2009-03-26
• [学会発表] プロトベルベリン類によるEpstein-Barr virus活性抑制と還元電位との相関性について (2008)
  • 著者名/発表者名: 小山淳子,森田いずみ,小林典裕,徳田春邦
  • 学会等名: 第67回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2008-10-29
• [学会発表] プロトベルペリン類によるEpstein-Barr virus活性抑制と還元電位との相関性について (2008)
  • 著者名/発表者名: 小山淳子
  • 学会等名: 第67回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2008-10-29
• [学会発表] LC/ESI-MSによるKU812細胞由来ヒスタミンならびに生体アミン類の分析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 清水真希,小山淳子,竹内敦子,森田いずみ,小林典裕
  • 学会等名: 第58回日本薬学会近畿支部総会・大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2008-10-25