ヒストン関連因子の機能的相互作用の解析および細胞がん化における意義

• 研究課題/領域番号: 20590065
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 生物系薬学
• 研究機関: 名古屋市立大学
• 研究代表者: 長田 茂宏 名古屋市立大学, 大学院・薬学研究科, 准教授 (40263305)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: エピジェネティクス / ヒストン / クロマチン / アセチル化 / メチル化 / 発がん / 細胞がん化 / 腫瘍マーカー / 脱アセチル化 / ヒストンバリアント

研究概要

これまでの研究により、がん遺伝子やがん抑制遺伝子の変異が細胞がん化を導くことが明らかにされた。近年、遺伝子の変異のみではなく、クロマチンを構成するヒストンやDNAの化学修飾の異常もがん化に関与することが明らかにされつつある。本課題において、化学発がん過程において発現上昇するヒストンアセチル化酵素、メチル化酵素、コアヒストンに類似のヒストンバリアントなどが腫瘍マーカーの発現や細胞増殖、足場非依存的増殖能に与える影響を明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] Histone methyltransferase PR-Set7 and histone variant H2A.Z, induced during hepatocarcinogenesis, repress the promoter activity of the tumor marker gene and the ras-induced colony formation activity. (2011)
  • 著者名/発表者名: Hashizume, H., Gomita, U., Imagawa, M., Osada, S.
  • 雑誌名: J.Health Sci. in press
  • NAID: 130000800087
  • 査読あり
• [雑誌論文] Histone methyltransferase PR-Set7 and histone variant H2A.Z, induced during hepatocarcinogenesis, repress the promoter activity of the tumor marker gene and the ras-induced colony formation activity. (2011)
  • 著者名/発表者名: Hiroshi Hashizume
  • 雑誌名: Journal of Health Science 巻: 57(in press)
  • 査読あり
• [雑誌論文] Promotion of anchorage-independent growth by cytoplasmic and nuclear histone deacetylase 9. (2010)
  • 著者名/発表者名: Yura, T., Hashizume, H., Suzuki, E., Imagawa, M., Osada, S.
  • 雑誌名: J.Health Sci. 50 ページ: 581-588
  • NAID: 130000425094
  • 査読あり
• [雑誌論文] Promotion of anchorage-independent growth by cytoplasmic and nuclear histone deacetylase 9. (2010)
  • 著者名/発表者名: Takayuki Yura
  • 雑誌名: Journal of Health Science 巻: 56 ページ: 581-588
  • 査読あり
• [雑誌論文] Toxicity of nickel compounds mediated by HTZ1, histone variant H2A.Z, in Saccharomyces cerevisiae. (2008)
  • 著者名/発表者名: Gomita, U., Imagawa, M., Osada, S.
  • 雑誌名: Biol Pharm Bull. 31 ページ: 2007-2011
  • NAID: 110006968078
  • 査読あり
• [雑誌論文] Toxicity of nickel compounds mediated by HTZI, histone variant H2A. Z, in Saccharomyces cerevisiae. (2008)
  • 著者名/発表者名: Shigehiro Osada
  • 雑誌名: Biol. Pharm. Bull 31 ページ: 2007-2011
  • 査読あり
• [学会発表] 長田茂宏ヒストンメチル化酵素CARM1が腫瘍マーカーのプロモーター活性に与える影響の解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 吉見千明、今川正良
  • 学会等名: 第32回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2010-12-11
• [学会発表] 長田茂宏肝化学発がん過程で発現上昇するヒストンバリアントH2A.Zとその制御遺伝子の解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小松浩大、五味田麗、今川正良
  • 学会等名: 日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部合同学術大会2010
  • 発表場所: 静岡
  • 年月日: 2010-11-28
• [学会発表] 肝化学発がん過程で発現上昇するヒストンバリアントH2A.Zとその制御遺伝子の解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小松浩大
  • 学会等名: 日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部合同学術大会2010
  • 発表場所: 静岡
  • 年月日: 2010-11-28
• [学会発表] Identification of factors interacting with histone chaperon Asf1p. (2010)
  • 著者名/発表者名: 長田茂宏, 前田誠., 今川正良
  • 学会等名: International Symposium on Biodiversity Sciences 2010 (ISBDS2010)
  • 発表場所: Nagoya
  • 年月日: 2010-08-03
• [学会発表] Identification of factors interacting with histone chaperon Asf1p. (2010)
  • 著者名/発表者名: Shigehiro Osada
  • 学会等名: International Symposium on Biodiversity Sciences 2010
  • 発表場所: Nagoya
  • 年月日: 2010-08-01
• [学会発表] 化学発がん過程において発現上昇するクロマチン関連因子の解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 長田茂宏
  • 学会等名: 第130年会日本薬学会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 2010-03-29
• [学会発表] 化学発がん過程において発現上昇するクロマチン関連因子の解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 長田茂宏
  • 学会等名: 第130年会 日本薬学会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 2010-03-29
• [学会発表] ヒストンメチル化酵素CARM1が腫瘍マーカーのプロモーター活性に与える影響の解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 吉見千明
  • 学会等名: 第32回 日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2009-12-11
• [学会発表] 肝化学発がん過程において発現上昇するヒストン修飾因子の機能解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 長田茂宏
  • 学会等名: 第82回日本生化学会大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2009-10-24
• [学会発表] 肝化学発がん過程において発現上昇するヒストン修飾因子の機能解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 長田茂宏
  • 学会等名: 第82回 日本生化学会大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2009-10-24
• [学会発表] 肝前がん病変において発現上昇するヒストン脱アセチル化酵素の解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 長田茂宏、由良隆行、前田誠、橋爪博司、今川正良
  • 学会等名: 第129年会日本薬学会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2009-03-26
• [学会発表] 肝前がん病変において発現上昇するヒストン脱アセチル化酵素の解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 長田 茂宏
  • 学会等名: 第129年会 日本薬学会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2009-03-26
• [学会発表] Enhancement of anchorage-independent growth by histone deacetylase 9. (2009)
  • 著者名/発表者名: 長田茂宏, 由良隆行, 前田誠, 橋爪博司, 今川正良
  • 学会等名: 21th IUBMB International Congress of Biochemistry and Molecular, Biology and 12th FAOBMB Congress
  • 発表場所: Shanghai, China
• [学会発表] Enhancement of anchorage-independent growth by histone deacetylase 9 (2009)
  • 著者名/発表者名: 長田茂宏
  • 学会等名: 21th IUBMB International Congress of Biochemistry and Molecular Biology and 12th FAOBMB Congress
  • 発表場所: Shanghai, China
• [学会発表] 酵母ミトコンドリアヒストン様タンパク質Abf2pのアセチル化修飾 (2008)
  • 著者名/発表者名: 高田 美紗
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会、第81回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2008-12-09
• [学会発表] 肝化学発がん過程において発現が上昇するヒストンバリアントH2A. Zの機能解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 五味田 麗
  • 学会等名: 第54回 日本薬学会東海支部大会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2008-07-05