研究課題/領域番号 |
20590130
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境系薬学
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研究機関 | 九州保健福祉大学 |
研究代表者 |
山本 郁男 九州保健福祉大学, 薬学部, 教授 (50069746)
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研究分担者 |
宇佐見 則行 奥羽大学, 薬学部, 准教授 (60257483)
井本 真澄 九州保健福祉大学, 薬学部, 助手 (90369174)
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連携研究者 |
宇佐見 則行 奥羽大学, 薬学部, 准教授 (60257483)
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研究協力者 |
井本 真澄 第一薬科大学, 助教 (90369174)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 大麻 / カンナビノイド / アロマターゼ(CYP19) / テトラヒドロカンナビノール(THC) / カンナビジオール(CBD) / カンナビノール(CBN) / 芳香環化 / ステロイド / 内分泌かく乱作用 / アロマターゼ / 17β-ヒドロキシステロイド脱水素酵素(17β-HSD) / ステロイド代謝 / テトラヒドロカナビノール(THC) / CYP19 / 芳香化 |
研究概要 |
我々は、これまでマリファナ(大麻)の薬理および毒性に関して、三大主成分(カンナビノイド)、THC(tetrahydrocannabinol)、CBD(cannabidiol)、CBN(cannabinol)の代謝を中心に報告してきた。本研究においては、シクロヘキサン環を酸化して芳香環化に関与するCYP19(アロマターゼ)によるTHCの代謝を検討した結果、代謝物の1つが8-ヒドロキシCBNであることを同定した。そこで、CYP19が芳香環化と同時にCBNのヒドロキシル化に関与することを示唆した。一方、CYP19によってTHCとCBDからCBNが形成されることをGC/MS方法によって確証した。さらに、これらのカンナビノイドのステロイド代謝(CYP19と17β-HSD(17β-ヒドロキシステロイド脱水素酵素)によるアンドロステロン(AND)、テストステロン(TES)およびエストロン(E1)の代謝)に及ぼす影響を検討した。その結果、CYP19によってエストラジオール(E2)へのTESの代謝においてTHC、CBDおよびCBN(50μM)が、それぞれ16、60、46%阻害することが判明した。一方、CYP19によるTESのAND、およびE1のE2への代謝は、THC、CBDおよびCBNによってそれぞれ約20%阻害された。したがって、本研究において、カンナビノイドが性ホルモンの代謝に深く関係していることが明らかとなり、内分泌かく乱作用が示唆された。
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