研究課題/領域番号 |
20590145
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
檜垣 和孝 (桧垣 和孝) 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (60284080)
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研究分担者 |
木村 聰城郎 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 特命教授 (10025710)
大河原 賢一 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (30291470)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2008年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 腸神経系 / アドレナリン / ベタネコール / 受動拡散 / 細胞間隙経路 / 経細胞経路 / セロトニン / P-糖タンパク質 / クロルギリン / セロトニン症候群 / 刷子縁膜 / トラフィッキンク / 小腸粘膜 / P-糖タンパク / ローダミン123 / モノアミンオキシダーゼA / セロトニン異常 / クロム親和性細胞 / adrenaline / bethanechol / FITC-dextran / antipyrine |
研究概要 |
薬物の受動拡散による膜透過に対する腸神経系の影響を、小分子薬物のモデルとして細胞間隙経路のマーカーであるマンニトールを、経細胞経路のマーカーであるアンチピリンとフェナセチンを用いて、Caco-2細胞系、ラット単離小腸粘膜を用いたUssing type chamberにより検討した。その結果、アドレナリン作動性神経、コリン作動性神経亢進時のいずれにおいても、有意な変動がないことが明らかとなったが、一方で、高分子モデル薬物FD-40(分子量約40000)の透過は、アドレナリン作動性神経亢進時に有意な低下を、コリン作動性神経亢進時には有意な増加を示すことが明らかとなった。また、セロトニンとクロルギリンの腹腔内投与により作製したセロトニン異常モデルラットによる検討で、小腸粘膜中のP-糖タンパク質活性が著しく上昇すること、その機構の一部として小腸上皮細胞の刷子縁膜中のP-糖タンパク質発現量の増大が寄与していることが明らかとなった。
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