内因性コルチゾールのリンパ球感受性に基づくステロイド減量・離脱に関する研究

• 研究課題/領域番号: 20590159
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 医療系薬学
• 研究機関: 東京薬科大学
• 研究代表者: 竹内 裕紀 東京薬科大学, 薬学部, 准教授 (20439912)
• 研究分担者: 平野 俊彦 東京薬科大学, 薬学部, 教授 (90173252)
• 連携研究者: 長尾 桓 東京医科大学, 第五外科学講座, 教授 (90143487) ; 松野 直徒 東戸塚記念病院, 肝臓病センター長 (00231598) ; 畝崎 榮 東京薬科大学, 薬学部, 教授 (00408684)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円); 2010年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2008年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
• キーワード: コルチゾール / リンパ球感受性 / ステロイド離脱 / 腎移植 / メチルプレドニゾロン / バイオマーカー / シクロスポリン / タクロリムス

研究概要

腎移植患者のステロイドのリンパ球感受性は,ステロイド減量・離脱後の腎機能低下と関連していた。服用ステロイドに高感受性患者は、感受性が高いため低用量まで減量でき,同時に 内因性コルチゾールの感受性が高ければ,服用ステロイドを減量したときコルチゾールによる充分な免疫抑制効果により、服用ステロイドの代替ができ、より安全に減量.離脱ができると考えられた。コルチゾールおよび服用ステロイドのリンパ球感受性がステロイド離脱のマーカーとなる可能性が示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Higher sensitivity of peripheral blood lymphocytes to endogenous glucocorticoid in renal transplant recipients treated with tacrolimus as compared to those treated with cyclosporine (2011)
  • 著者名/発表者名: Gulimire Muhetaer, Hironori Takeuchi, Sogo Akizuki, Sakae Unezaki, Hitoshi Iwamoto, Motohide Shimazu, Sakae Unezaki
  • 雑誌名: Cell Medicine (in press)
  • 査読あり
• [雑誌論文] 腎移植患者における内因性コルチゾールのリンパ球感受性に基づくステロイド減量・離脱の可能性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 竹内裕紀、松野直徒、平野俊彦、畝崎榮、長尾桓
  • 雑誌名: 臨床薬理の進歩 30 ページ: 128-136
• [雑誌論文] 薬剤師による処方支援・28PKおよびPDに基づく腎移植免疫抑制療法の処方支援 (2008)
  • 著者名/発表者名: 竹内裕紀、平野俊彦、畝崎榮
  • 雑誌名: 医薬ジャーナル 44(5) ページ: 1349-1355
  • NAID: 40016057653
• [雑誌論文] PKおよびPDに基づく腎移植免疫抑制療法の処方支援 (2008)
  • 著者名/発表者名: 竹内裕紀
  • 雑誌名: 医薬ジャーナル 44 ページ: 1349-1355
• [雑誌論文] Higher sensitivity of peripheral blood lymphocytes to endogenous glucocorticoid in renal transplant recipients treated with tacrolimus, as compared to those treated with cyclosporine
  • 著者名/発表者名: Gulimire Muhetaer, Hironori Takeuchi, Sogo Akizuki, Sakae Unezaki, Hitoshi Iwamoto, Motohide Shimazu, Toshihiko Hirano
  • 雑誌名: Cell Medicine 巻: (accepted)
  • 査読あり
• [学会発表] 腎移植患者のステロイド減量・離脱におけるステロイドのPBMC感受性の有用性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 竹内裕紀、グリミル ムヒタル、岩本整、中村有紀、濱耕一郎、虎石竜典、平野俊彦、秋月宗剛、川口崇、畝崎榮、島津元秀
  • 学会等名: 第37回臓器保存生物医学会学術集会
  • 年月日: 2010-11-19
• [学会発表] 腎移植患者のステロイド減量・離脱におけるステロイドのPBMC感受性の有用性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 竹内裕紀, グリミルムヒタル, 岩本整, 中村有紀, 濱耕一郎, 虎石竜典, 平野俊彦, 秋月宗剛, 川口崇, 畝崎榮, 島津元秀
  • 学会等名: 第37回臓器保存生物医学会学術集会
  • 発表場所: 新潟
  • 年月日: 2010-11-19
• [学会発表] 腎移植患者における末梢血リンパ球のコルチゾール感受性に基づく至適免疫抑制の選択 (2010)
  • 著者名/発表者名: グリミル・ムヒタル, 竹内裕紀, 岩本整, 葦沢龍人, 畝崎榮, 平野俊彦, 島津元秀
  • 学会等名: 第37回臓器保存生物医学会学術集会
  • 発表場所: 新潟
  • 年月日: 2010-11-19
• [学会発表] 腎移植患者におけるステロイド離脱の指標としての末梢血リンパ球のコルチゾール感受性 (2010)
  • 著者名/発表者名: グリミル・ムヒタル, 岩本整, 葦沢龍人, 竹内裕紀, 畝崎榮, 平野俊彦, 島津元秀
  • 学会等名: 第46回日本移植学会
  • 発表場所: 新潟
  • 年月日: 2010-10-20
• [学会発表] 腎移植患者におけるステロイド減量・離脱後の血清クレアチニンの上昇についての検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 岩本整, 濱耕一郎, 中村有紀, 今野理, グリミル・ムヒタル, 横山卓剛, 葦澤龍人, 竹内裕紀, 島津元秀
  • 学会等名: 第46回日本移植学会
  • 発表場所: 新潟
  • 年月日: 2010-10-20
• [学会発表] 腎移植患者におけるステロイド離脱の指標としての末梢血リンパ球のコルチゾール感受性 (2010)
  • 著者名/発表者名: グリミル ムヒタル、岩本整、葦沢龍人、竹内裕紀、畝崎榮、平野俊彦、島津元秀
  • 学会等名: 第46回日本移植学会
  • 年月日: 2010-10-19
• [学会発表] Differences of Lymphocyte Sensitivities to Steroids between Patients Administered Tacrolimus and Cyclosporine after Renal Transplantation (2010)
  • 著者名/発表者名: Hironori Takeuchi, Muhetaer Gulimire, Sougo Akizuki, Koichiro Hama, Yuki Nakamura, Hitoshi Iwamoto, Tatsuto Ashizawa, Tatsunori Toraishi, Sachiko Tanaka, Takashi Kawaguchi, Kiyoshi Okuyama, Takao Akashi, Toshihiko Hirano, Motohide Shimazu, Sakae Unezaki
  • 学会等名: 70th International Congress of International Pharmaceutical Federation
  • 発表場所: Lisbon, Portogal
  • 年月日: 2010-08-29
• [学会発表] タクロリムス療法下の腎移植患者における末梢血リンパ球のコルチゾール感受性とその臨床的意義 (2010)
  • 著者名/発表者名: グリミルムヒタル, 岩本整, 葦澤龍人, 島津元秀, 平野俊彦, 秋月綜剛, 竹内裕紀, 畝崎榮
  • 学会等名: 第165回東京医科大学医学会総会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-06-05
• [学会発表] 腎移植患者における内因性コルチゾールのリンパ球感受性に基づく早期ステロイド減量・離脱の可能性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 秋月宗剛、竹内裕紀、平野俊彦、松野直徒、木原優、今野理、城島嘉麿、赤司勲、濱耕一郎、中村有紀、岩本整、葦澤龍人、川口崇、虎石竜典、奥山清、長尾桓、畝崎榮
  • 学会等名: 第130回日本薬学会
  • 年月日: 2010-03-29
• [学会発表] 腎移植患者における内因性コルチゾールのリンパ球感受性に基づく早期ステロイド減量・離脱の可能性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 秋月宗剛, 竹内裕紀, 平野俊彦, 松野直徒, 木原優, 今野理, 城島嘉麿, 赤司勲, 濱耕一郎, 中村有紀, 岩本整, 葦澤龍人, 川口崇, 虎石竜典, 奥山清, 長尾桓, 畝崎榮
  • 学会等名: 第130回日本薬学会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 2010-03-28
• [学会発表] タクロリムス療法下の腎移植患者における末梢血リンパ球のコルチゾール感受性とその臨床的意義 (2010)
  • 著者名/発表者名: グリミルムヒタル、秋月綜剛、竹内裕紀、畝崎榮、松野直徒、長尾桓、平野俊彦
  • 学会等名: 第130回日本薬学会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 2010-03-28
• [学会発表] 腎移植におけるステロイド減量、離脱のためのCOR IC50の有用性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 松野直徒, 竹内裕紀, 平野俊彦, 浦島良典, 川瀬友則, 寺岡慧
  • 学会等名: 第45回日本移植学会総会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2009-09-18
• [学会発表] 腎移植におけるステロイド減量、離脱のためのCOR IC50の有用性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 松野直徒、竹内裕紀、平野俊彦、浦島良典、川瀬友則、寺岡慧
  • 学会等名: 第45回日本移植学会総会
  • 年月日: 2009-09-17
• [学会発表] 腎移植患者がステロイドを安全に減量・離脱するための薬力学的指標の検討の開発- (2009)
  • 著者名/発表者名: 谷口雅彦
  • 学会等名: 第129回日本薬学会
  • 発表場所: 京都府
  • 年月日: 2009-03-26
• [学会発表] 腎移植の薬物療法管理-ステロイドを安全に減量する検査方法の開発- (2008)
  • 著者名/発表者名: 谷口雅彦
  • 学会等名: 八王子市産学公連携機構第8回研究成果発表講演会
  • 発表場所: 東京都
  • 年月日: 2008-12-06
• [学会発表] possibi1ity of steroid withdrawal based on lymphocyte sensitivity of endogenous cortisol in renal transplant recipients (2008)
  • 著者名/発表者名: Hironori Takeuchi
  • 学会等名: 68th International Congress of lnternational Pharmaceutical Federation
  • 発表場所: Basel Switzerland
  • 年月日: 2008-08-31
• [学会発表] possibility of steroid withdrawal based on lymphocyte sensitivity of endogenous cortisol in renal transplant recipients (2008)
  • 著者名/発表者名: Hironori Takeuchi, Naoto Matsuno, Toshihiko Hirano, Abuduxukuer Mijiti, Takeshi Nagao, Tatsunori Toraishi, Kiyoshi Okuyama, Takao Akashi, Sakae Unezaki
  • 学会等名: 68th International Congress of lnternational Pharmaceutical Federation
  • 年月日: 2008-08-30