研究課題/領域番号 |
20590232
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
美津島 大 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (70264603)
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研究分担者 |
舩橋 利也 横浜市立大学, 医学研究科, 准教授 (70229102)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 海馬 / アセチルコリン / 学習・記憶 / AMPA受容体 / シナプス移行 / GluR1 subunit / ムスカリン受容体 / NMDA受容体 |
研究概要 |
ラットを用い受動的回避学習(IA task)を行い、海馬におけるAMPA受容体のシナプス移行を解析した。パッチクランプ法によりAMPA受容体のシナプス移行を検討したところ、学習依存的なシナプス移行が確認された。次に、シナプス移行を阻止するペプチド(MPR-DD)を、両側のCA1ニューロンに広範発現させると、学習成績が強く低下し、文脈学習が損なわれた。In vivo ACh分泌動態をみると、学習後にCA1領域でのアセチルコリン分泌量が上昇した。スコポラミンは学習の成立を阻止し、AMPA受容体のシナプス移行を阻止した。以上より、学習依存的な海馬ACh分泌が、CA1錐体細胞におけるAMPA受容体のシナプス移行に必要であることが明らかとなった。
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