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血管平滑筋のβ受容体の発現特異性と変動性:部位差・加齢の視点からの解析

研究課題

研究課題/領域番号 20590262
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 薬理学一般
研究機関東邦大学

研究代表者

小池 勝夫  東邦大学, 薬学部, 教授 (70147578)

研究分担者 田中 芳夫  東邦大学, 薬学部, 准教授 (60188349)
研究期間 (年度) 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードβ-アドレナリン受容体 / 受容体サブタイプ / 弛緩反応 / 血管平滑筋 / 導管動脈 / 細動脈 / 部位差 / 加齢
研究概要

β-アドレナリン受容体(β-受容体)は、現在、β_1-β_3の少なくとも3つのサブタイプに分類されている。β-受容体は、血管平滑筋にも発現しており、その弛緩機能調節に重要な役割を担っていると考えられている。本研究では、これまで行ってきた導管動脈(胸部大動脈)でのβ-受容体サブタイプに関する研究を細動脈において展開させ、β-受容体各サブタイプの部位特異性ならびに加齢の影響の解明を目指した基礎的検討をラット腸間膜動脈を用いて行い、以下の新知見を得た。
13種類のカテコラミン(イソプレナリン・アドレナリン・ノルアドレナリン)の弛緩効力の順位を求め、β_1-受容体に対する順位(イソプレナリン>アドレナリン=ノルアドレナリン)と一致することを明らかにした。
2イソプレナリンの弛緩作用に対するプロプラノロールの影響を検討し、プロプラノロール感受性サブタイプならびにプロプラノロール非感受性サブタイプの存在の可能性を明らかにした。
3プロプラノロール感受性β-受容体サブタイプの同定を、β_1-、β_2-選択的遮断薬を用いて試み、β_1-受容体の発現が優位である可能性を明らかにした。
4プロプラノロール非感受性サブタイプの薬理学的性質については、現在検討を進めている。
5RT-PCR法によるmRNAの発現測定を行い、大動脈標本におけるβ_2-受容体とβ_3-受容体の発現を、また、腸管膜標本におけるβ_1-受容体とβ_3-受容体の発現を明らかにした。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Pharmacological evaluation of ocular β-adrenoceptors in rabbit by tissue segment binding method2008

    • 著者名/発表者名
      Horinouchi T, Morishima S, Tanaka Y, Koike K, Miwa S, Muramatsu I.
    • 雑誌名

      Life Sci. (in press)

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] モルモットβ_1-アドレナリン受容体:遺伝子配列ならびにその細胞内情報伝達機構の特徴2009

    • 著者名/発表者名
      高橋裕美、田中芳夫、木村定雄、小池勝夫、粕谷善俊
    • 学会等名
      第82回日本薬理学会年会
    • 発表場所
      横浜市
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] ラットならびにモルモットの胸部大動脈平滑筋のβ-アドレナリン受容体(β-受容体)2008

    • 著者名/発表者名
      田中芳夫、高橋裕美、宮川瑞穂、粕谷善俊、小池勝夫
    • 学会等名
      第50回日本平滑筋学会総会
    • 発表場所
      弘前市
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] 未知のモルモットβ_1-adrenergic receptor遺伝子のクローニングとその機能解析2008

    • 著者名/発表者名
      高橋裕美、田中芳夫、木村定雄、小池勝夫、粕谷善俊
    • 学会等名
      第118回日本薬理学学会関東部会
    • 発表場所
      東京都
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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