研究課題/領域番号 |
20590292
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 香川県立保健医療大学 |
研究代表者 |
古山 逹雄 (古山 達雄) 香川県立保健医療大学, 教養部, 教授 (20238702)
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研究分担者 |
稲垣 忍 大阪大学, 大学院・医学研究科, 教授 (90151571)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 血管 / 網膜 / 内皮細胞 / 転写因子 / 血管新生 / 腫瘍 |
研究概要 |
フォークヘッド型転写因子のサブファミリーであるFOXOは広範な生理作用を有することが知られている。このファミリーに属するFOXO1はFOXOファミリーの中でエネルギー代謝調節に中心的な役割を果たしているメンバーである。またFOXO1欠損マウスでは血管形成異常により胎生致死となることから血管形成においても必須の役割を果たしている。しかしFOXO1の血管形成に対する機能に関しては虚血による新生血管形成時には抑制、発達過程においては促進の両方の効果が報告されている。本研究では血管形成での役割を、血管内皮細胞特異的にFOXO1を欠損したマウス網膜の血管形成過程を追うことにより検討した。この過程で血管内皮細胞でのFOXO1の欠損がpericyteの内皮細胞への誘導異常を引き起こし、結果として血管の安定性が失われることから脳内出血死に至ることを見いだした。この原因としてPDGF-Bの発現低下が関与することを明らかにした。本研究の結果は新生血管形成時においてFOXO1は新生血管の安定性に大きな関与をしている可能性を示唆する。
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