研究課題
基盤研究(C)
転写因子E2AはTCRβ遺伝子に直接結合し、ヒストンアセチル化を上昇させ組換えを誘導する。TCRβ遺伝子座の伸縮状態を3D-FISHにより解析したところ、組換えが起きる段階でV 領域とDJ領域は接近し、組換えが抑制されると離れることがわかった。さらにE2Aを過剰発現させると組換えが抑制される段階でも両領域が接近し、組換えが誘導された。これらの結果から、E2Aはエピジェネティクスに加え、遺伝子座の収縮という染色体ダイナミクスを介しても組換えを誘導することが示唆された。
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