研究課題
基盤研究(C)
個体の免疫バランス調節に重要な役割を果たす免疫制御性T細胞を胚性幹細胞からin vitroで産生する試みを行なった。従前の研究より遺伝子再構成済みの当該T 細胞抗原受容体(TCR)発現がこの選択的分化に重要であることからレンチウイルスなどを用いて胚性幹細胞に免疫制御性T細胞特異的なTCRを発現させ、当該細胞への分化誘導を行ったが目的とする細胞は得られなかった。この結果は胚性幹細胞からの当該細胞の選択的分化誘導にはそのiPS 化もしくは核移植による初期化が必要であること示唆する。
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