研究課題
基盤研究(C)
細胞内で物質の輸送に関わると予想されるタンパク質タキシリンは大腸および直腸内の神経内分泌細胞、膵臓ランゲルハンス島の内分泌細胞、唾液腺の漿液性細胞、胃の主細胞等、分泌性の細胞に強く発現する一方で、神経膠芽腫、骨肉腫やメラノーマなど間葉系細胞由来の腫瘍全般、また、大腸・前立腺・乳腺などの上皮細胞由来腫瘍において発現の亢進が認められた。タキシリンを高発現する転移性のヒト乳癌細胞株においてその発現を抑制すると、増殖速度および浸潤能の低下、抗癌剤への感受性上昇が生じたことから、特定のタイプの癌における機能的な関与が示唆された。
すべて 2012 2010 2009 2008
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (1件)
Proc Natl Acad Sci USA
巻: (in press)
Mol Cell Biol.
巻: 29(9) 号: 9 ページ: 2372-89
10.1128/mcb.01505-08
Molecular and Cellular Biology 29
ページ: 2372-2389
Mol Biol Cell
巻: vol.19(6) 号: 6 ページ: 2465-2475
10.1091/mbc.e07-12-1215
Molecular Biology of the Cell 19
ページ: 2465-2475