研究課題/領域番号 |
20590371
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
小谷 康慈 岩手医科大学, 医学部, 助教 (50433488)
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研究分担者 |
増田 友之 岩手医科大学, 医学部, 教授 (10199698)
前沢 千早 岩手医科大学, 医学部, 教授 (10326647)
及川 浩樹 岩手医科大学, 医, 講師 (50285582)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 肝 / 星細胞 / 間質 / ADAM / 相互作用 / 肝臓 / 肝線維症 / 肝星細胞 / エピジェネティックス / 肝炎 / 肝硬変 |
研究概要 |
肝の線維化には、肝星細胞(hepatic stellate cell : HSC)が重要な役割を担っている。HSCは正常肝ではvitamin Aを貯蔵し、静止期と呼ばれる状態にある。肝臓に肝炎ウイルスやアルコールによる慢性的な障害が加わると、肝細胞、Kupffer細胞、リンパ球、類洞内皮といった周囲の細胞から分泌されるサイトカインの影響を受け、形質転換を起こし、増殖能の亢進や細胞外マトリックスを過剰発現する活性化した状態になる。また、活性化したHSC自体も様々なサイトカインを分泌し、オートクライン・パラクラインに肝臓の炎症および線維化を増悪させる。当該研究課題では、ADAM(A disintegrin metaloprotenase)familyのknock-down inducible cloneによる同所移植モデルを用いて、肝癌細胞-活性型肝星細胞間の「がん-間質相互作用」におけるADAM familyの役割についてin vivoで解析を試みた。テトラサイクリン添加時にADAM family(ADAM17)をknockdownすることが可能な、ヒト肝癌細胞(Tet-kADAM-HepG2)、ヒト活性型星細胞(Tet-kADAM-LI-90)の作製を試みた。当所,knockdown効率が不良でvectorの種類をInvitrogenからClonetechに変更して効率の良いクローンを選択した.Tet-kADAM-LI-90およびTet-kADAM-HepG2と親株であるLI-90/HepG2の相互co cultureでは,がん間質相互作用による,細胞運動能,増殖能の低下が確認された.ADAM17は肝癌-肝星細胞間の相互作用に重要な役割を果たし,分子標的治療薬のターゲットに成り得ることが示された.
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