研究課題
基盤研究(C)
本邦のHCV感染患者におけるインターフェロンによる治療効果を予測した。インターフェロンの治療効果は、HCVのRNA濃度と、HCVの型に依存すると仮定し、sustained viral response(SVR)の状態が達成できる割合はロジスティック関数で記述できるものとした。治療効果の最小値は2004年に集計した時点のものとした。HCVのRNA濃度と、HCVの型のデータがない患者については、乱数の値を代入して計算した。2004年時の治療効果を想定した場合、SVRが達成できる割合はHCV単独感染例において37.1±1.2%、HCV・HIV重複感染例において35.7±1.8%であった。治療効果が上昇し、HCVが1型でHIVの重複感染があり、6.0Log IU/mLのRNA濃度において50%の効果が期待できる場合には、SVRの達成割合は68.4±1.2%(HCV単独感染)および47.4±2.0%(HCV・HIV重複感染)と算出された。今般の結果はHCVの治療を開始する参考となろう。
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DATA Analysis and Knowledge Organization (Proceedings of IFCS)
ページ: 509-516
医療情報学 30 Suppl
ページ: 1026-1027
Studies in Classification, DATA Analysis and Knowledge Organization (Proceedings of IFCS 2009)
医療情報学
巻: 30 Suppl ページ: 1026-1027