研究課題/領域番号 |
20590621
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学
|
研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
明星 敏彦 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 教授 (00209959)
|
研究分担者 |
田中 勇武 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 名誉教授 (00038035)
大藪 貴子 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 助教 (20320369)
|
連携研究者 |
小野 真理子 労働安全衛生総合研究所, 上席研究員 (60333374)
|
研究期間 (年度) |
2008 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 産業衛生 / 作業環境計測 / カーボンナノチューブ / フラーレン / エアロゾル / ナノマテリアル / ナノ粒子 / カーボンモニター / 元素状炭素 |
研究概要 |
ナノマテリアルは工業用材料として多くのメリットがあるが、リスクもある。安全なナノマテリアルの製造・取扱いには曝露評価を含むリスク評価が必要である。炭素系ナノマテリアルの曝露評価を行うため、エアロゾル用の炭素モニターを用いて数種類の多層カーボンナノチューブ(MWCNT)、単層カーボンナノチューブ(SWCNT)、大気じん粒子などを分析した。これらの試料の量を炭素モニターの示す元素状炭素(EC)の量から求めた。曝露評価には、まず環境中の吸入性粉じんをシウタスカスケードインパクタでサンプリングし、粉じん粒子を2.5μmから0.25μmまでの5段階の粒径に分離捕集し、これを炭素モニターで分析する。この方法を実験室および実際のMWCNT取扱い作業環境で捕集された試料について応用したところ、MWCNTは容易に凝集し絡まる性質から1.0μm以上に多く存在し、一方ECを含む大気じんは0.25μm以下に多く存在することがわかった。本方法を基に試料に含まれるECをMWCNT、その他の炭素に分離する手順をフローチャートとして提案した。
|