研究課題/領域番号 |
20590725
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
赤田 純子 山口大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (30346548)
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研究分担者 |
青木 浩樹 久留米大学, 循環器研究所, 准教授 (60322244)
中村 和行 山口大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90107748)
西川 潤 山口大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (00379950)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 上部消化管学(胃) / ピロリ菌 / エンドサイトーシス / ヘリコバクター・ピロリ / CagA / VacA / 感染症 / 細菌 / 癌 |
研究概要 |
胃疾患を引き起こすピロリ菌が宿主胃内環境に適応する上で、主要な病原因子である高活性型VacAとCagAの両方を保有することが有利であると疫学的に示唆されているが、両病原因子の機能的関連は不明である。我々は、CagAがピノサイトーシス経路を特異的に阻害して、VacAの細胞毒性を抑制することを報告する。この結果は、ピロリ菌はVacAを分泌して遠方の細胞を傷害する一方で、菌体が接着している細胞にはCagAを注入してVacA毒素から細胞を守り、局所的な生育場所を確保していることを示唆する。この機構によってピロリ菌は、傷害と保護のバランスを取り持続感染を可能にしているのかもしれない。
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