研究課題/領域番号 |
20590825
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
石川 雄一 神戸大学, 大学院・保健学研究科, 名誉教授 (90159707)
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研究分担者 |
平田 健一 神戸大学, 大学院・医学研究科, 教授 (20283880)
石田 達郎 神戸大学, 医学部附属病院, 准教授 (00379413)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 脂質代謝 / 高比重リポ蛋白 / 血管内皮リパーゼ / 動脈硬化 / 生活習慣病 / 循環器 / 臨床 / 生活翌慣病 / 血管内皮 / リパーゼ / 臨床検査 |
研究概要 |
高比重リポ蛋白コレステロール(HDL-C)は、動脈硬化の進展に対して防御的に作用する。血管内皮リパーゼ(EL)は血清HDL値の規定因子である。本研究では、ヒト血中のEL濃度と血清HDL値との関係を検討した。ヒト血清EL濃度は血清HDL-C値と有意な逆相関関係を示したが、血清LDL-C濃度や中性脂肪濃度とは関連がなかった。ピタバスタチンは血清HDL-C値を増加させ、血清EL濃度を減少させた。また、ヒト血中EL活性は血清HDL-C値と有意な逆相関関係を示した。さらに、冠動脈疾患患者や喫煙者では、血清EL活性が上昇していた。一方、生活習慣病にみられる低HDL血症モデル動物でELを阻害することによりHDL値が上昇した。以上より、ヒトでもELが血清HDL-C値の規定因子であり、ELを阻害することによりHDL上昇が期待できる事が示された。
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