研究課題
基盤研究(C)
1、真菌のデフェンシンであるプレクタシンは肺炎球菌に対して強い抗菌活性を持ち、ヒト細胞からのサイトカイン産生や細胞傷害に影響しない。そのため、プレクタシンは新しい抗菌薬としての可能性が示唆された。2、ヒトαデフェンシンはサイトカイン産生誘導能や細胞傷害性を持つが、それ以外に気道上皮細胞からムチン(MUC5AC)産生亢進作用があることが明らかとなった。この作用はマクロライド系抗菌薬により抑制された。3、ヒトαデフェンシンによるヒト細胞からのIL-8や増殖因子の産生は細胞の種類により異なり、それが特発性肺線維症やびまん性汎細気管支炎の病態の相違と関連している可能性がある。これらの作用はヒトに対する投与で副作用となる可能性があり、ヒトαデフェンシンを直接抗菌薬として使用する事は難しい。今後、プレクタシンなどヒト以外のデフェンシンの検討が必要と考えられた。
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