研究課題
基盤研究(C)
われわれは現在までにIL-6依存性肺線維芽細胞増殖やTGF-β_1依存性肺線維芽細胞形質転化を介するATRAやサリドマイドによる肺線維症抑制効果について報告してきた。サイトカインがその発症に大きく関連する関節リウマチ(RA)患者の関節にカルシウム依存性プロテアーゼであるカルパインの発現が増強していることに着目し、カルパインと肺の線維化の研究を遂行した結果、カルパインインヒビター・カルペプチン投与によって、ブレオマイシン誘発肺線維症マウスの肺線維化が抑制されることを実証し、そのメカニズムとして、IL-6誘発肺線維芽細胞増殖抑制・アンギオポイエチン-1誘発肺線維芽細胞雄遊走抑制・肺線維芽細胞のコラーゲン産生抑制があることを証明した。今回の研究結果は肺線維症に対するカルペプチンの臨床応用の可能性を示唆すると考える。
すべて 2010 2009 2008 その他
すべて 雑誌論文 (13件) (うち査読あり 13件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)
Clin Exp Immunol. 162
ページ: 560-7
Eur Respir J. 36
ページ: 1099-105
J Thorac Oncol. 5
ページ: 479-483
Int Arch Allergy Immunol. 152
ページ: 407-412
Clin Exp Immunol
巻: 162 ページ: 560-7
Eur Respir J.
巻: 36 ページ: 1099-105
J Thorac Oncol
巻: 5 ページ: 479-83
Eur Respir J. 34
ページ: 1159-1167
Int Arch Allergy Immunol. 151
ページ: 168-172
Clin Rheumatol. 28
ページ: 461-464
J Surg Res. 150
ページ: 53-59
Liver Int. 28
ページ: 1217-1225
http://www.hyo-med.ac.jp/department/rspr/