研究課題/領域番号 |
20590973
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
守山 敏樹 大阪大学, 保健センター, 教授 (30283815)
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研究分担者 |
川田 典孝 大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (80437326)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | プロスタグランディンE2 / EP4受容体 / 食塩感受性 / MKP1 / p38 / Akt / Sgk1 / プロスタグランディンE_2 / EP_4受容体 / COX-1 / ENac / Sgk-1 / PKA |
研究概要 |
我々は、シクロオキシゲナーゼー1(COX-1)遺伝子欠失マウスが、正常マウスに比較して、高食塩食下で血圧上昇と多尿を示すことを明らかとした。本機序の一因として、プロスタグランディンE2(PGE2)-EP4受容体経路の役割に着目した。EP4はcAMP産生を介して水再吸収を促進することが報告されており、実際、選択的EP4作動薬は水再吸収を亢進するが、一方、Na 再吸収は亢進しなかった。Na再吸収の亢進を抑制する情報伝達経路として、選択的EP4作動薬が、培養腎皮質集合管(M-1)細でMAP kinase phosphatase-1(MKP-1)の発現とそれに伴うp38蛋白リン酸化の抑制を誘導すること、さらに、選択的p38 阻害薬が、Akt,Sgk1蛋白リン酸化を抑制することで、Na再吸収を抑制する可能性を明らかとした。本研究より、EP4受容体活性化の水再吸収の促進とNa再吸収の抑制機序の一端が示された。
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