研究課題
基盤研究(C)
炎症性アディポサイトカインの分泌亢進はメタボリックシンドロームの病態に重要な枠割を果たしている。本研究では、スフィンゴシン1リン酸(S1P)は成熟脂肪細胞においてIL-6, MCP-1など炎症性アディポサイトカイン分泌を刺激すること、この作用は5種類のS1P受容体のうち、S1P3受容体を介しており、その特異的拮抗薬は炎症性アディポサイトカインの抑制に有効であることを明らかにした。この結果はS1P3受容体特異的拮抗薬がメタボリックシンドロームの病態を改善する可能性を示唆している。
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