研究課題/領域番号 |
20591073
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
綿田 裕孝 順天堂大学, 医学部, 教授 (60343480)
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研究分担者 |
藤谷 与士夫 順天堂大学, 医学研究科, 准教授 (30433783)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 膵β細胞 / 糖尿病 / 骨髄移植 / VEGF-A / 血管内皮 |
研究概要 |
骨髄移植により、膵β細胞容積が増加する現象が認められている。本研究においては、このメカニズムを解明せんとした。骨髄移植をさまざまな条件下で検討した結果、全身へ放射線照射すれば、骨髄液注入を行わなくとも膵β細胞容積増加が認められることが明らかになった。一方で、骨髄のみ、あるいは、膵のみに放射線照射を行った群では、膵β細胞容積増加が認められなかったことから、全身の放射線照射が膵β細胞容積増加に必須でかつ十分であることが明らかになった。また、VEGF-Aノックアウトマウスでは、骨髄移植を行っても、膵β細胞容積の増加は認められないことが明らかになった。以上より、骨髄移植による膵β細胞容積増加のためには、骨髄液の注入ではなく、全身の放射線照射が必須でかつ、十分であり、さらに、この現象には膵β細胞に発現するVEGF-Aが必須と考えられた。
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