研究課題
基盤研究(C)
2光子励起法のTEP法によって下垂体前葉細胞のホルモン開口分泌を可視化して解析した。ラット下垂体前葉細胞集塊のプロラクチン産生細胞からの自発分泌を蛍光蛋白のトランスフェクションなどの人工的操作を加えずに観察することができた。自発開口分泌はきわめて早い現象で殆どが1秒以内に終了した。自発開口分泌は、電位依存性カルシウムチャネルブロッカーやD2 受容体拮抗薬で消失し、この開口分泌が視床下部からのドーパミンによる抑制から解除されたときの高プロラクチン血症を説明するものであることが明らかになった。一方、GHRH刺激によるGHの開口分泌は数秒の時間経過の現象であった。GH細胞には自発開口分泌は認められなかった。電位依存性カルシウムチャネルブロッカーとソマトスタチンによって、GHRHによるGH分泌は抑制された。ソマトスタチンは高カリウム外液刺激によるGHの開口分泌も抑制した。この際に細胞内カルシウム濃度上昇は残っていたことから、ソマトスタチンにはカルシウム流入機構より遠位の作用点で作用する開口分泌抑制機構も存在することが明らかになった。遠位の機構についてG 蛋白質の・・subunitの関与やアシル化過程の関与が推測された。
すべて 2011 2010 2009 2008 その他
すべて 雑誌論文 (33件) (うち査読あり 17件) 学会発表 (16件) 図書 (8件) 備考 (1件)
Neurosurgery
巻: (In press)(掲載確定)
Eur.J.Endocrinol. 163
ページ: 531-539
日本内分泌学会雑誌 86巻Suppl
ページ: 40-42
Eur.J.Endocrinol.
巻: 163 ページ: 531-539
Endocrine Journal
巻: 57
J Gastroenterol
巻: 45 ページ: 243-243
10027214735
Journal of Gastroenterology 45
ページ: 234-243
Clinical Endocrinology 70
ページ: 769-775
Endocrine Journal. 57 Suppl
Endocrine Journal 56
ページ: 295-304
10026913199
ホルモンと臨床-内分泌病理学の最近の進歩 57
ページ: 12-19
ホルモンと臨床 57巻秋季増刊
ページ: 28-32
日本内分泌学会雑誌 85巻
ページ: 358-358
病態生理 発症機構と関連因子ホルモンと臨床 57巻
ページ: 749-757
Endocrine Journal 57 Suppl
Clin.Endocrinol.(Oxf) 68
ページ: 435-441
日本内分泌学会雑誌 84巻
ページ: 527-527
多臓器,組織におけるホルモン相互間作用 炎症と内分泌機構 重篤な病態の急性期・慢性期における視床下部下垂体系の反応を中心に 臨床検査 52巻
ページ: 1367-1372
ホルモンと臨床 56巻
ページ: 825-833
ページ: 146-146
成人GH分泌不全症の臨床的特徴 内分泌・糖尿病科 26巻
ページ: 317-327
神経内分泌細胞からのホルモン分泌 医学のあゆみ 224巻
ページ: 770-774
膵内分泌腫瘍におけるソマトスタチン受容体とオクトレオチド 膵臓 23巻
ページ: 710-715
ページ: 723-723
prolactinoma into prolactin-producing pituitary carcinoma. Neurosurgery in press 2011(有)
