研究課題/領域番号 |
20591178
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー内科学
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
山村 昌弘 愛知医科大学, 医学部, 教授 (80252956)
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研究分担者 |
向井 知之 愛知医科大学, 医学部, 助教 (00454421)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 関節リウマチ / 骨芽細胞 / 炎症性サイトカイン / 骨形成蛋白質 / 腫瘍壊死因子 / Smad / 骨形成タンパク質 |
研究概要 |
関節リウマチ(RA)における骨破壊の進展には、滑膜病変部における炎症性サイトカイン発現による破骨細胞誘導とともに骨形成障害が関与している。本研究では、RA滑膜のサイトカイン発現に伴う骨形成障害の分子機構を明らかにするため、マウス由来筋芽細胞株C2C12細胞の骨芽細胞への分化・活性化を制御する骨形成蛋白質(bone morphogenetic protein:BMP)のレセプター発現とそのシグナル伝達経路と転写因子の活性化に及ぼす炎症性サイトカインの作用を解析した。BMP依存性の骨芽細胞分化は主に腫瘍壊死因子(TNF-α)により阻害された。このTNF-αの骨形成障害にはMAPキナーゼのSAPK/JNK経路が重要な役割を担っており、BMP-Smadシグナル経路の抑制により骨芽細胞の分化阻害が起こる。その下流には阻害性Smad6の誘導が関与していた。TNF-αによる骨芽細胞分化障害は、RA患者骨組織から分離した骨芽細胞の分化モデルにおいても起こることが示唆された。
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