研究課題/領域番号 |
20591198
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感染症内科学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
太田 康男 帝京大学, 医学部, 教授 (80292936)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | Clostridium difficile / フラジェリン / TLR5 / トキシンB / 下痢症 / 腸管上皮細胞 / NF-κB / C.difficile |
研究概要 |
C. difficileは院内感染の主要な病原菌であり、しばしば病院内でアウトブレイクを引き起こす。しかしながら、C. difficileがどのように病気を引き起こすかは不明のままである。C.difficileは鞭毛タンパクのフラジェリンを有するが、C.difficileフラジェリンが発症に関与する機序について解析を行った。腸管上皮細胞において、C.difficileフラジェリンは、TLR5を介してNF-kappaBやp38MAPKを活性化した。またC.difficileフラジェリン刺激によりTLR5を介して炎症性サイトカインIL-8やCCL20を産生した。さらにC.difficileのトキシンBとフラジェリンの両方で刺激を行うと、炎症性サイトカインの産生はさらに亢進した。以上から、C. difficileフラジェリンは、病態発症に重要な役割を演じていることが示された。
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