抗第VIII因子インヒビターに対する免疫療法の効果発現機序に関する研究

• 研究課題/領域番号: 20591258
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 小児科学
• 研究機関: 奈良県立医科大学
• 研究代表者: 田中 一郎 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (00201616)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: 第VIII因子 / インヒビター / 血友病

研究概要

免疫寛容導入(Immune Tolerance Induction ; ITI)療法中のインヒビターIgGサブクラスの推移を検討したところ、ITIの治療効果のモニタリングとしてIgG1およびIgG4が有用であることが示唆された。また、トロンビン生成試験を用いてインヒビター存在下での第VIII因子の止血効果発現に関する検討を行ったところ、インヒビター認識部位によってトロンビン生成に差がみられ、ITI中の第VIII因子製剤定期輸注による出血予防効果にも差がみられることを示唆する結果であった。

研究成果

• [雑誌論文] インヒビター保有先天性血友病患者に対する治療の現状と今後 (2010)
  • 著者名/発表者名: 田中一郎
  • 雑誌名: 日本血栓止血学会誌 21巻 ページ: 489-495
  • NAID: 10027675000
• [雑誌論文] インヒビター保有先天性血友病患者に対する治療の現状と今後 (2010)
  • 著者名/発表者名: 田中一郎
  • 雑誌名: 日本血栓止血学会誌 巻: 21 ページ: 489-495
  • NAID: 10027675000
• [雑誌論文] 活性型プロトロンビン複合体製剤 (2010)
  • 著者名/発表者名: 田中一郎
  • 雑誌名: 日本血栓止血学会誌 巻: 21 ページ: 506-508
• [雑誌論文] 後天性血友病における免疫応答 (2010)
  • 著者名/発表者名: 田中一郎
  • 雑誌名: Annual Review 2010血液 ページ: 191-195
• [雑誌論文] Arthroscopic synovectomies combined with reduced weight-bearing using patella tendon-bearing braces were very effective for progressed haemophilic ankle arthropathy in three paediatric patients (2009)
  • 著者名/発表者名: Tanaka Y, Tanaka I, 他7名
  • 雑誌名: Haemophilia 15 ページ: 833-836
  • 査読あり
• [雑誌論文] インヒビター保有先天性血友病患者に対する止血治療ガイドライン (2008)
  • 著者名/発表者名: 田中一郎、天野景裕、瀧正志、他14名(1番目)
  • 雑誌名: 日本血栓止血学会誌 19巻 ページ: 520-539
  • NAID: 10026116725
  • 査読あり
• [雑誌論文] 海外のガイドラインにみるインヒビター保有血友病患者に対する止血療法の現状-わが国のガイドライン作成に向けて- (2008)
  • 著者名/発表者名: 田中一郎、嶋緑倫
  • 雑誌名: 日本小児血液学会雑誌 22巻 ページ: 179-187
• [雑誌論文] わが国における後天性凝固因子インヒビターの実態に関する3年間の継続調査.予後因子に関する検討 (2008)
  • 著者名/発表者名: 田中一郎、天野景裕、瀧正志、他14名(1番目)
  • 雑誌名: 日本血栓止血学会誌 19巻 ページ: 140-153
  • NAID: 10026115987
  • 査読あり
• [雑誌論文] Successful management of Mallory-Weiss syndrome in a hemophilia A patient with inhibitor by recombinant activated factor VII (2008)
  • 著者名/発表者名: Uchida Y, Sakurai Y, Tanaka I, 他4名(5番目)
  • 雑誌名: Haemophilia 14巻 ページ: 841-843
  • 査読あり
• [雑誌論文] インヒビター保有先天性血友病患者に対する止血治療ガイドライン (2008)
  • 著者名/発表者名: 田中一郎, 他16名
  • 雑誌名: 日本血栓止血学会誌 19 ページ: 520-539
  • NAID: 10026116725
  • 査読あり
• [雑誌論文] わが国における後天性凝固因子インヒビターの実態に関する3年間の継続調査 -予後因子に関する検討- (2008)
  • 著者名/発表者名: 田中一郎, 他16名
  • 雑誌名: 日本血栓止血学会誌 19 ページ: 140-153
  • NAID: 10026115987
  • 査読あり
• [学会発表] わが国の血友病治療の現状 (2010)
  • 著者名/発表者名: 田中一郎
  • 学会等名: 第52回日本小児血液学会総会・第26回日本小児がん学会学術集会
  • 発表場所: 大阪市
  • 年月日: 2010-12-19
• [学会発表] 血友病センタ.整備案 (2010)
  • 著者名/発表者名: 田中一郎
  • 学会等名: 第5回日本血栓止血学会学術標準化委員会シンポジウム
  • 発表場所: 東京都
  • 年月日: 2010-10-30
• [学会発表] The Japanese guideline for the hemostatic therapy of patients with congenital hemophilia and inhibitors (2009)
  • 著者名/発表者名: Tanaka I, Amano K, Taki M、他14名(1番目)
  • 学会等名: The 22th Congress of the International Society on Thrombosis and Haemostasis
  • 発表場所: Boston
  • 年月日: 2009-07-15
• [学会発表] The Japanese guideline for the hemostatic therapy of patients with congenital hemophilia and inhibitors (2009)
  • 著者名/発表者名: Tanaka I, 他16名
  • 学会等名: The 22th Congress of the International Society on Thrombosis and Haemostasis
  • 発表場所: 米国マサチューセッツ州ボストン
  • 年月日: 2009-07-15
• [学会発表] インヒビター保有先天性血友病患者に対する止血治療ガイドライン (2009)
  • 著者名/発表者名: 田中一郎
  • 学会等名: 第32回日本血栓止血学会学術集会
  • 発表場所: 北九州市
  • 年月日: 2009-06-06
• [学会発表] インヒビター保有先天性血友病患者に対する止血治療ガイドライン (2008)
  • 著者名/発表者名: 田中一郎
  • 学会等名: 第50回日本小児血液学会・第24回日本小児がん学会
  • 発表場所: 東京都
  • 年月日: 2008-11-16
• [図書] Annual Review 2010 血液 (2010)
  • 著者名/発表者名: 田中一郎、嶋緑倫
  • 出版者: 中外医学社
• [図書] みんなに役立つ血友病の基礎と臨床 (2009)
  • 著者名/発表者名: 田中一郎、吉岡章
  • 出版者: 医薬ジャーナル社
• [図書] わかりやすい内科学第3版 (2008)
  • 著者名/発表者名: 田中一郎、吉岡章
  • 出版者: 文光堂