研究課題/領域番号 |
20591263
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
宮内 潤 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (20146707)
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研究分担者 |
川口 裕之 東邦大学, 医学部・小児科, 講師 (00313130)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ダウン症候群 / 一過性骨髄増殖症 / 自然治癒 / 造血因子 / 造血微小環境 / 分化 / GATA1 / 遺伝子変異 / 白血病 / 間質細胞 |
研究概要 |
ダウン症候群新生児における一過性骨髄増殖症(TMD)は、急性白血病様の芽球増殖をきたすが自然に治癒する特殊な血液腫瘍である。TMD芽球に及ぼす造血環境の果たす役割を実験的に解析した。TMD芽球は造血因子存在下で増殖が刺激されるとともに好塩基球・肥満細胞・巨核球に分化し、GATA1 遺伝子変異に伴って産生される異常なGATA1蛋白発現が分化に伴って低下することが証明された。また胎児肝の造血微小環境を構成する間質細胞がTMD芽球の増殖を維持した。以上の結果から、TMDの自然治癒機構には芽球の分化能と胎児期の造血微小環境が関与する可能性が示された。
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