研究課題/領域番号 |
20591276
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
伊藤 嘉規 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (20373491)
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連携研究者 |
木村 宏 名古屋大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (30303621)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | EBウイルス / ヒト組織モデル / 感染モデル / 扁桃組織 / 慢性活動性EBウイルス感染症 / マイクロアレイ |
研究概要 |
Epstein-Barrウイルス(EBV)研究のモデルを確立するため、B95-8ウイルス株と蛍光タンパクEGFPを発現するEBVがヒトリンパ組織で増殖するか検討した。ヒトリンパ組織は、外科的に摘出された扁桃組織で、小片に切り分けて、培養液に浸したコラーゲンスポンジ上におき、EBV培養液をかけて感染させた。24日間培養すると、2つのウイルスとも、感染後12-15日後に組織培養液に、EBV DNA量の増大が確認された。培養組織から得たリンパ球に8種類のEBV関連遺伝子の発現を確認した。さらに、フローサイトメータにより、感染細胞はCD19陽性のB細胞で、IgD陽性のナイーブタイプおよびCD27陽性メモリータイプともに存在した。EBVの増殖は、アシクロビルにより用量依存性に抑制された。以上から、今回の組織モデルはEBVの病原性の解析および新規薬剤のスクリーニングに有用であると考えられた。
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