研究課題/領域番号 |
20591377
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
秋山 一文 獨協医科大学, 医学部, 教授 (40150990)
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研究分担者 |
齋藤 淳 (齊藤 淳) 獨協医科大学, 医学部, 助教 (00453407)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 統合失調症 / ニューロプラスチン / 記憶障害 / 認知機能 / 一塩基多型 / 神経可塑性 |
研究概要 |
ニューロプラスチン(NPTN)の5'UTRに位置する3個の一塩基多型(SNP,rs3840846,rs3826047,rs3743500)に対して認知機能関連解析を実施した。健常対照者262名、統合失調症患者207名に対し、BACS-J、PANSS、JARTの施行、及び採取血液から抽出したDNAによる遺伝子型解析を行った。rs3840846では、いずれのBACS-Jの項目に対しても関連が認められなかった。rs3826047では、統合失調症患者群においてのみG/Gに比べA/Gにて遂行機能が有意に低下していた。rs3743500では、統合失調症患者群においてのみ、言語性記憶と文字流暢性への有意な影響がみられた。多重比較の結果、G/Tに比べG/Gにおいて言語性記憶と文字流暢性が有意に低下していた。以上より、NPTNは統合失調症の言語性記憶、遂行機能に関与していることが示唆される。
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