研究課題/領域番号 |
20591415
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
土井 拓 宮崎大学, 医学部, 助教 (70274793)
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研究分担者 |
植田 勇人 宮崎大学, 医学部, 准教授 (70244192)
中島 暉 宮崎大学, 医学部, 教授 (10041857)
船橋 英樹 宮崎大学, 医学部, 助教 (10404435)
蛯原 功介 宮崎大学, 医学部, 助教 (20510720)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 医歯薬学 / てんかん / グルタミン酸 / 抗酸化能 / レドックス / 酸化ストレス / cystine/glutamate transporter (xCT) / cstine / glutamate transorterxCT / cystine / glutamate transporter(xCT) |
研究概要 |
中枢神経疾患において細胞外グルタミン酸濃度上昇や抗酸化能低下の関連が示唆されている。今回、我々はラット海馬で細胞外グルタミン酸濃度上昇が抗酸化能低下をもたらすことを示した。また、鉄塩誘導てんかんモデルラットでは鉄塩注入30日後に鉄塩注入側海馬で抗酸化物質のグルタチオン産生に欠かせないシスチンを輸送するシスチン・グルタミン酸交互輸送体のmRNA発現低下が認められた。併せて、鉄塩注入てんかんモデルラット海馬では抗酸化能が低下していることが確認された。グルタミン酸トランスポーターは酸化状態下では機能低下することが知られている。鉄塩注入てんかんモデルラット海馬では抗酸化能が低下し、抗酸化能低下は細胞外グルタミン酸濃度上昇に結びつき、細胞外グルタミン酸濃度上昇は抗酸化能低下をまねくという悪循環によって、てんかん原性が獲得されていくのではないかと考えられた。
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