研究課題/領域番号 |
20591530
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
蒲原 英伸 熊本大学, 医学部附属病院, 講師 (90398222)
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研究分担者 |
広田 昌彦 (廣田 昌彦) 熊本大学, 医学部附属病院, 非常勤講師 (80284769)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | icroRNA / cancer / inflammation / 分子生物学 / 実験外科学 / microRNA / Cancer / Inflammation |
研究概要 |
癌と炎症に関連するmicroRNAを網羅的に検証するため、手術前後の白血球、炎症局所の白血球および単球由来の細胞株(THP-1)を用いて、サイトカインとmicroRNAの発現を解析した。外科手術後のドレーン廃液中の白血球は、血清中と比してIL-8が大量に分泌され、激しい炎症が局所で惹起されていることが示唆された。microRNAも同様に過剰に発現しており、この中でmiR-21,146aなどは炎症のシグナル伝達分子をターゲットとし、炎症を負に制御するため、やや遅れて発現していた。THP-1において、LPS、TNFα, IL-1β刺激よりmiR-21は濃度依存的に発現が増強した。 炎症性サイトカインのIL-6の癌細胞に与える影響について、大腸癌・膵臓癌細胞を用いて検証を行った。IL-6がSTAT3の活性を介して、癌の進展(増殖・浸潤)に関与していた。大腸癌細胞株にIL-6刺激によりlet7aの低下が確認された。一方、miR-146aはIL-6により増強された。他にも、炎症・癌に関連するmicroRNAが同定され、targeting therapyに向け、microRNAの役割・意義(Phenotype)を明らかにしていく必要がある。このことが、microRNAを利用した炎症・癌への治療の開発・応用につながる可能性がある。
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