研究課題/領域番号 |
20591532
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
大島 祐二 横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (10468209)
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研究分担者 |
上野 康晴 横浜市立大学, 医学部, 助教 (60375235)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 膵臓 / 幹細胞 / フローサイトメーター / ヒストン修飾 / ポリコーム群タンパク質 / 組織幹細胞 / 自己複製 |
研究概要 |
本研究では膵幹/前駆細胞の自己複製制御の破綻によって生じる膵発癌モデルの理解に向け、転写因子Pdx1の発現を指標とした膵幹/前駆細胞の選択的単離法の確立、および、幹細胞の自己複製制御に関わるとされるポリコーム群遺伝子Bmi1の機能解析を行った。その結果、膵幹/前駆細胞の増殖・分化はBmi1の過剰発現時に変化を認めなかった。膵発癌プロセスを生体内で解析することが重要と考えられたため、Pdx1陽性細胞において恒常活性型Kras変異を誘導することが出来る膵発癌モデルマウス (Pdx1-Cre;LSL-KrasG12D mouse)を用いて発癌プロセスを再構成し、発癌過程を解析した。その結果、幹細胞の局在部位と考えられる小葉内/間導管近傍で高頻度に前癌病変像 (PanIN) が観察された。本研究より、膵幹/前駆細胞の分離技術が確立され、さらに膵発癌過程において膵幹細胞の活性化が生じている可能性が見い出された。今後、より詳細な膵発癌メカニズム解明への展開が期待される。
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