研究課題/領域番号 |
20591626
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
武田 裕 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90397696)
|
研究分担者 |
小林 省吾 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (30452436)
丸橋 繁 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (20362725)
永野 浩昭 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (10294050)
江口 英利 大阪大学, 医学系研究科, 特任助教 (90542118)
|
研究期間 (年度) |
2008 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 肝胆膵領域癌 / メタボロミクス解析 / 新規バイオマーカー |
研究概要 |
肝胆膵領域癌、特に膵癌の血清サンプルを用いて、メタボロミクス解析を行うことにより、新規バイオマーカーの探索を行った。 Discovery phase analysisとして、膵癌患者50名、健常人40名の血清サンプルを用い、フーリエ変換質量分析計を用いて網羅的生体内代謝成分(メタボライト)のプロファイルを作成した。930成分を検出し、p値の低い順から20個のメタボライトを同定した。これらメタボライト群は、4群の主なファミリーに分類でき、ホスホコリン・ファミリー3群とC36骨格脂肪酸ファミリー1群のであることが確認出来た。さらにValidation phase analysisとして、膵癌患者127検体、健常人351検体の血清サンプルを用い、High throughputなMRM法を用いて解析した。Metabolite#576(C36H64O5)では、感度74.8%,特異度84.8%,正診率80%の結果が得られた。さらに他のメタボライトの解析を進めている。 血清サンプルを用いて、健常人と膵癌患者を判別する事の出来る新しいバイオマーカーを同定する事が出来た。異なるファミリーのメタボライトを組み合わせる事により、さらに感度、特異度、正診率の高い検査法の確立が可能になると考えられる。
|