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生体吸収性材料と非吸収性材料を組み合わせた動脈用の組織再生誘導型人工血管の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20591643
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 胸部外科学
研究機関新潟大学

研究代表者

渡辺 弘  新潟大学, 医歯学系, 准教授 (10240516)

研究分担者 金森 敏幸  産業技術総合研究所, バイオニックス研究センター, 研究員 (50356797)
名村 理  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (60313516)
研究期間 (年度) 2008 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード心臓血管外科 / 組織工学 / 再生医療 / エレクトロスピニング法 / 人工血管 / ラット移植実験
研究概要

平成20年度の実験結果から、生体吸収性ポリマーの素材を変更し、エレクトロンスピニング法の条件設定にも変更を加えて、非吸収性線維のメッシュ状のニットと組み合わせたパッチを製作した。力学的な強度の測定を確認して植え込み実験用のパッチにすることに決定した。(担当:金森敏幸)
平成20年度と同じくラット右室流出路への植込み実験で組織再生について組織学的に検討した。平成20年度は移植後1~3ヵ月までの追跡であったが、今年度は植込み6ヵ月後までの長期的な変化を組織学的に観察すると伴に力学的な変化についても検討を加えた。組織学的には、内腔面は血管平滑筋細胞で覆われ、炎症細胞がパッチ内に侵入して、吸収性ポリマーの分解が進行した。時間経過とともにポリマー部分が肉芽組織に置換されて、6ヵ月後では生体吸収性ポリマーは平滑筋細胞や弾性線維に完全に置換された。再生組織の強度試験では、非吸収性線維のメッシュ状のニットの補強がないパッチでは、植込み早期に力学的に強度が低下したが、ニットの補強があるパッチでは全経過を通じて強度の低下が見られず、動脈への使用において安全性が高いと考えられた。(担当:渡辺弘)

報告書

(2件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 動脈系への応用を目指して生体吸収性材料に非吸収性材料を組み合わせた組織再生誘導型心血管グラフトの開発2009

    • 著者名/発表者名
      若林貴志、渡辺弘, 他
    • 学会等名
      第47回日本人工臓器学会大会
    • 発表場所
      新潟市、朱鷺メッセ
    • 年月日
      2009-11-14
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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