研究課題/領域番号 |
20591687
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
久門 良明 愛媛大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (80127894)
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研究分担者 |
渡邉 英昭 愛媛大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (30322275)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 脳梗塞 / 浸潤細胞 / 神経栄養因子 / 治療 / 脳虚血 / マクロファージ / 神経保護因子 |
研究概要 |
ラット虚血脳中心部にマクロファージ様細胞が浸潤、集族し、その多くはanti-ionized calcium-binding adaptor molecule 1(Iba1)(マクロファージ/マイクログリアのマーカー)ならびにNG2コンドロイチン硫酸プロテオグリカン(オリゴデンドロサイト前駆細胞のマーカーで幹細胞に出現するとされる)が陽性であることから、我々はBrain Iba1+/NG2+Cells(BINCs)と名付けた。この細胞は、虚血後3日目より出現し7日目をピークとしており、増殖能が高かった。NG2の多様な作用から、神経保護的に働いている可能性を示した。次に、同じモデルへの虚血後2日目の5FU注入により、これらの細胞浸潤を抑制すると、生食注入群より虚血性壊死巣が拡大するが、Iba1+/NG2+細胞を虚血脳に5日目に直接注入することで、壊死範囲の縮小が得られることを示した。さらに、その機序として神経栄養因子の分泌による可能性があることを明らかにした。
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