研究課題/領域番号 |
20591772
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
|
研究機関 | 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立成人病センター(研究所) |
研究代表者 |
山村 倫子 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立成人病センター(研究所), 研究所, 研究員 (50342994)
|
研究分担者 |
高橋 克仁 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立成人病センター(研究所), 研究所, 部長 (40211338)
|
研究期間 (年度) |
2008 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 肉腫 / 腫瘍溶解性ウイルス / 標的遺伝子療法 |
研究概要 |
本研究の目的は、難治性肉腫に対する新治療法の開発を目指して、均一なウイルスゲノムもつ腫瘍溶解性ウイルスシードストックの新規精製方法を確立することにある。カルポニン陽性肉腫を標的化するd12.CALPfΔRRと固形腫瘍の腫瘍内微小環境を標的化し得る新規腫瘍溶解性HSV-1ウイルス(国際特許出願中)d12ODDΔRRのBACmid挿入ウイルスの単一クローンを分離した。大腸菌にトランスフォームして均一なウイルスゲノムDNAをMaxi-prepし、遺伝子配列を決定した。BACへの挿入前後でTK遺伝子に一塩基の変異もないことを確認した。さらに、BACmid配列を除去したd12.CALPfΔRRとd12ODDΔRRウイルスを限界希釈法により精製した。精製したd12ODDΔRRのウイルスが、中皮腫幹(起源)細胞分画に対して、腫瘍溶解作用をもつことを確認した。さらに、抗がん剤や分子標的薬に抵抗性を示した腫瘍から樹立した培養平滑筋肉腫細胞に対して、d12ODDΔRRが強い腫瘍溶解作用をもつことを確認した。
|