研究課題/領域番号 |
20591843
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
伊藤 健二 東海大学, 医学部, 講師 (10317779)
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研究分担者 |
吉川 正信 東海大学, 医学部, 准教授 (90276791)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 疼痛管理学 / モルヒネ / 麻薬 / ケタミン / Dセリン / セリンラセマーゼ / Dアミノ酸酸化酵素 / 鎮痛 / 耐性 / in situ hybridization / 免疫組織化学 / NMDA受容体 |
研究概要 |
モルヒネ慢性投与によりラット脳内においてDセリン合成酵素のセリンラセマーゼ(Srr) mRNA量およびタンパク質量が増加すること、前脳部(大脳皮質、線状体、海馬)においてDセリン量が増加すること、Srrが神経細胞で主に発現していることを明らかにした。また、Dセリンを脳室内投与すると鎮痛効果が現れ、この鎮痛効果はミダゾラムで拮抗された。これらの結果より、モルヒネの鎮痛耐性が形成される際にN-メチル-アスパラギン酸(NMDA)受容体が活性化される機序として、Dセリン量の増加が関与する可能性が示唆された。
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