研究課題
基盤研究(C)
血管新生阻害剤のスクリーニング評価をより腫瘍微小環境内を反映した系において確立することを目指してマウス皮下腫瘍モデルから採取した腫瘍血管内皮細胞を用いて正常血管内皮との差異を解析した.特にマイクロアレイをもちいて腫瘍血管内皮において発現が亢進している遺伝子について解析を進めた。これらの遺伝子が薬剤耐性や細胞の高い生存能、遊走能といった、腫瘍血管内皮の生物学的特徴に強く関わっていることを明らかにした。(Akino T, Hida K, Shinohara N et.al.Am J Pathol. 2009)(Tsuchiya K, Hida K, Shinohara N et.al.Int J Oncol.2010)さらにマウスで発現が亢進している遺伝子が、ヒト腎癌由来の腫瘍血管内皮細胞にも同様に発現が亢進していることを明らかにした。これらの知見により、血管新生阻害剤のスクリーニング評価系確立に一歩近づいたと同時に、新たな腫瘍血管新生阻害開発に寄与すると考えられた。
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